2020/08/26

快晴/1012hPa/体調:そこそこ

なんか暑くて色々やる気は起きなかったけど、ここ3,4日の間では一番調子が良かったと思いますね。まあどうにもうつ感と不安感は強めなので、うまくやり過ごす感じの日常になっちゃうけど。

明日はmy new gear...する予定なんで平和でありますように。

観た。

『シャザム!』「な、なにもかも予想通りの展開になる! でも予想よりも楽しい演出のシーンだ!」が映画の最初から最後まで続く、痛快で爽快な作品ですね。映画の筋としては「凄い魔術師がいた! 継承者を探していたが見る目がなくて適当に拾った子供は、それが原因でグレてスーパーヴィランに! しかし最後の最後で主人公ビリーをなんとか拾い上げた! ビリーは14歳の子供なのでお約束として調子に乗りながら大騒ぎするが、家族の絆を得て真のヒーロー・シャザムとして覚醒するぞ」くらいで全部です。本当これだけの事を2時間かけてベタに面白く演出する映画なんですよね。選曲一つで笑っちゃうようなシーンがずっと続くので、全然飽きない。あっという間に映画が終わってしまう。
このくらい王道にまとまっている作品なので、話のミッドポイントなんかも非常にわかりやすく「今この話をしているから映画の何分の一くらいまで終わったんだな」と言うのがはっきりわかるくらい。それも作品のストレスになさにはかなり貢献しているかなと思います。終盤になっても初期からの問題が全然解決する気配がないみたいな作りだと、見てて「え? 終わるの?」みたいな気持ちが出てきちゃうからなあ。
テーマとしては「家族の絆」なんですよね。「血縁はあるけどダメな家族」がヴィランで、その対比として「血縁はないけど助け合って暮らす家族」が描かれるんですが、その描き方が「最初からわかりやすいキャラの、わかりやすい問題のある面を見せるコメディシーン」から入って「話してみたらいいやつだったじゃん」みたいなところを細かく印象づける作劇なんですよね。近い世代の子供達が仲良くなる物語だし、親友でもあるフレディの存在感もあって(あの中学生男子二人がどのくらいまで行ける?! で盛り上がってしまって、あとはなし崩しでツレになる感じのリアリティの出し方、絶妙なんですよね)、ニアリーイコールで友情でもある感じがする。主人公の子供らしさが強調されているのでこうなっただけという気もするんだけど……でも14歳位の子供にとって重要な家族って、友達と同じ様に接する事が出来る気心しれた相手と言う部分もあるしなあ。
この要素のわりを食っている登場人物として、ビリ-の実母と言う存在が描かれているんですが、彼女だけ不思議なくらいに報われていないんですよね(彼女だってrealfamilyを獲得していてよかったんじゃない? と言う気持ちがどうにも残って)。続編で回収する気があるのかもしれない、フラグアイテムの描写をちゃんとやったし。
しかしシャザムは強い。名前の由来が明らかになった瞬間、「そのスペック盛り過ぎじゃない?! なんならどれか一つだけで十分最強クラスのヒーローじゃん!」となるんですよね。今後の活躍を期待してしまう。

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