晴れ/体調:
近所でクマ被害が出てわや。
ナゾロジーはもう完全にキビしい。バズりそうなら完全に間違いの見出しをつけて狙うし、アイコンもバズりそうな生成AI画像だし、まったく信用できないメディアの箱に入ってしまった。
読んだ。
『大樹館の幻想』
大樹館の幻想
「乙一らしく奇想にとんだ状況設定で、乙一らしく緻密な設計の事をしている」と言う印象の小説です。螺旋を描く巨大建築大樹館を舞台に、館の主『御主人様』の密室殺人を巡るクローズド・サークルもの。なんだけどかなり変な小説で、探偵役が……ネタバレになるんですけど「超技術で未来が通信してくる主人公(妊娠中)の息子」で、通称『胎児』です。胎児が探偵役します。バチバチの奇想です。ミステリとしてはやや大技かつ専門的すぎる感じがある気もします。が、フェアなんで成立している。自分の中には「幻覚にしては景色が美しすぎる」みたいな感想もあり、作風への「好き」と不思議とそれにハマらない自分への疑問があります。良すぎて呆然とするシーンもあったんですけど、過去の乙一ミステリほど「ハマる感じ」がない。暗黒が足りないからか……? 面白くないわけではない、むしろ大抵の本より面白いです(それでも不満があるタイプの読書経験、あるでしょ?)
『僕は猛禽類のお医者さん』

僕は猛禽類のお医者さん
タイトルからして気軽な感じで野生鳥類の医療現場の話をする作品かなーと思って手に取ったら、一人称が「私」だし雰囲気がぜんぜん予想と違う。現場の話は少なく、「野生動物医」がいかなる職業なのかは概要以外は掴みづらいかもしれません。正直に申しまして、序盤の著者のフランス生活みたいなところはマジに全然興味がわかなくて「失敗したかなあ」と思って読んでいたんですが、治療中ワシの爪が突き刺さってやばかった話から徐々にエンジンが入って、終盤、鉛の散弾の問題を扱ったあたりの話からはとても興味深く読めました。









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