2021/01/16

雪/1015hPa/体調:普通

散髪も出来たし読書も出来たしゲームも出来た、いい休日。

最近「ああ、各テレビ局、ニュースはけっこうYoutubeで配信しているんだな。ちょっと見てみるか。CMなしでニュースを見られるのなら悪くないな」と思って見てみていたんですが、コメント欄の治安が底辺という感じです。どこの局のニュース番組でも。

テレビ局のYoutube配信を見に来て、なぜかずっとマスメディアの悪口を言っているあたりはまだマシで、ネトウヨ層も分厚い。コメントしている人同士のやり取りが発生している様子もあって、その中にオタサーの姫を見出しているらしいコメントもある。これがリアルタイムと言うのが強烈です。今すぐ新鮮な地獄を観測したいタイプのみなさん、ご参照ください。おそらく観察を続ければ、チャンネルによって細かい個性や常連の存在で味が違ってくると思うんですが、僕はもうお腹いっぱい二度と見たくないです。

ただシステム上過剰な長文書き込みが少ない分、ヤフーニュースのコメント欄よりマシって気もしますね。ヤフーニュース本体のコメント欄と、ヤフーニュースのTwitterアカウントに送られるリプライ、どっちが悪質なんだろうな。知りたいけど考えたくないな……。

ゼルダBoW

炎の神獣ヴァ・ルーダニア攻略終了。
ルーダニア、うっかり木製の武器を持ち歩くと炎上するので、金属製の装備を用意してからの侵入と言う感じでした。炎の神獣の内部が真っ暗になっていると言う出だしが結構印象的。ゴロン族の様子だとあんまり切迫している印象はないんですが、ひらすら毎日火山岩が降り注いでくる生活は地獄なのでは……? ミファーほどダルケルのキャラクターは練られていない印象かも。

ウツシエのイベントを解放したら「ゼルダ姫は霊力とかの能力は低かった」と言う情報が提示されて、物語の印象が変わってきた。これは学者肌の少女が本意では役割を期待され、挙げ句そのまま贄となってしまったタイプの物語だったりするの……? 僕は正直「100年眠ったあと目が覚めて、記憶も人格も失っているリンクが、過去の運命のまま戦う話」で終ったら面白くないなと思っていたんですが、トーンが全然違ってきますね。

読んだ。

宮澤伊織『裏世界ピクニック5』。


アニメ化にあたって初期エピソードが放送されるのもあって、初期もっとも印象的な怪異であろう八尺様と、裏世界でのサバイバルの基礎を教えてくれる重要登場人物である肋戸、ここに関するエピソードを一度持ってくると言う構成にしたのかな。作中のメインストーリーである閏間冴月の失踪とその暗躍に関するエピソードをちょっと置いておいて、空魚と鳥子の関係性、裏世界そのものの掘り下げをする内容に寄っている感じです。
結果として「都市伝説になりそうな状況がまさに起きている」と言った様相に陥ったり、マヨイガの様な今まではあまり触れられていなかった歴史の長い民間伝承が登場するエピソードが出てくる事で、怪奇小説としての純度が際立った印象も受けます。「本筋をやる事だけが作品の正解ではない」のが面白いですね。描写の細やかさが印象的で、見てきたような質感が残ります。これは巻末の参考文献とあわせて描写の意味を読み解くのも味でした。
表題作である『八尺様リバイバル』は「あの肋戸の妻を名乗る女から依頼がある」と言うイントロのエピソード。正真正銘の命の恩人である(例えそれが狂気を孕んだ様子の人物であっても)肋戸の存在を無視できない(それが自覚的であるかどうかはまた別として)空魚と言う流れがもう面白かったんですよね。わりと空魚本人が(自分自身に関する描写に関して)信頼できるタイプの語り手ではないのと、不思議と噛み合っている印象があります。

しかし二人の装備が充実して行くにつれて、段々と「軍隊や登山家の装備」に近づいていくのも楽しいって言えば楽しいですよね。身を守ることを考えると、段々と収斂していく。
それを踏まえて第一話の鳥子の格好を考えると、あの時の鳥子はやっぱ全然正常じゃなかったんだよね……。

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