2020/06/23

快晴/1012hPa/体調:夕方から疲れが出た

Amazonで600円しなかったので「夏場のカルピスみたいなもんやろポチー」くらいの気持ちで買ってみた。作ってみたらわりと好みの味なので嬉しい。もうちょっとミントが強くてもいいですね。甘さは調整出来る方がありがたい。ちょっと酸味がある方が美味しそうなので、セブンイレブンに売っているというカットライムを探しに行ったんですけど、最寄りのところにはなかったです。近くにあるという話は聞いたので、チャンスがあったら買ってきたいですね。

読んだ。

汀こるもの『探偵は御簾の中 検非違使と奥様の平安事件簿』。この作品いくらなんでも帯のパワーが強すぎませんか。「夫にかわって謎解きよ! 平安ラブコメミステリー」なんだこの言霊力。こるものさんが平安小説を商業で書くのは二冊目で、セッティングが異なるのでちょっと読み始めにマインドセットが必要でした。『五位鷺の姫』は設定がなんか馴染みがある感じで楽だったのに対して、こっちはいつもと差を感じたからかもしれません。主人公夫婦がいいバランス取れている設計で読んでいて不安感はなかったりしました。「歴史ものに対して強い苦手意識があるんじゃないなら、オススメ」って胸張って言える作品でした(僕は歴史もの苦手だよ)。娯楽としては個人的には『五位鷺』の方が好き。
ちゃんとミステリだしラブコメだし時代小説なんですよね。関係性や距離感がいいです。政略結婚で結びついた二人がちゃんと仲良くなる、熱烈なシーンもある。好きなやつですよ。ミステリとしても思わぬ角度から殴ってくるので手応えがある。さらっとすごいクズが出てきたり、なんかちゃんとしたネームドモブがいたりするのも、こるものさんって感じだ。男子が妙に可愛いところあるのも、さすがツボを心得ている……。
あとちょっと面白かったのは生物系の描写でして、なにせこるものさんはその辺りについては「好きなのでちゃんと調べて書いてあるはず」と言う前提で読んじゃうんですよね。そしたら「なんか妙に詳しい事を平安人が言いだした! ただし絶対に間違っていそう!」みたいな記述が出てくる。そしたら後書きがああよ! みたいになる。声に出して笑っちゃった。

コメント

タイトルとURLをコピーしました