2024/03/29

晴れ/1006hPa/体調:

すごい地獄みたいな花粉症が発生してしまって、目も鼻もズタボロ、苦しみの中生きています。苦しむ僕を見て、家族が家計で空気清浄機買うのを勧めてきたくらいなので本当に地獄みたいな光景なんだと思う。

読んだ。

『ダレン・シャン』11巻

フラグ即回収巻……! 「ダレンが故郷に戻る」フラグ……! 「妹との再会」フラグ……! 「サッカーを一緒にしていた幼馴染トミー」フラグ……!! 全部目に見える地雷であり、ダレンはそれを全部踏んで爆発しながらラストシーンに向かって歩いていくという感じで……お前ここまで地雷原の中をまっすぐ歩かなくてもいいだろ……! とずっとツッコみながら読んでいたんですけど、今になって冷静に感想にするとこれは「避けられない運命」だからですね。ダレンはもう、本人の自覚を超えて「避けられない運命に従って行動している」。ダレンの人格の変化に関する描写も出てきているし、避けられない運命に従ってはっきりとまた人格が変化する描写のためにあるパートだと理解するのがいいのかな。

『ダレン・シャン』12話

ダレン・シャン1巻で大抵の人「ミステリでもないのに、作者の名前が主人公の名前なのか?」とか「名前は変更されているという話なのに、どうして作者ダレン・シャンは主人公をダレン・シャンにしたのか?」とか「この日記絶対にこの小説の原作って設定だろ!」とか思ったと思うんですけど、それを回収して結末に向かうための一冊でした。『読者である君たちに、この物語を託すための展開』。まったく大団円ではない。ダレンとスティーブの旅路は暗く重く、彼らはそれを選んで歩いていく。読者に物語を続け、運命を切り開く戦いを託して。そしてダレンの魂が向かう楽園には、クレプスリーがいる。クレプスリーとの新たな出会いを予感させて、物語は幕を閉じる。

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