2020/08/23

晴れ/1009hPa/体調:あんまりよくはない

なんかうつ感強いので今日もでろっとしてます。

観た。

『仮面ライダーゼロワン』44話「オマエを止められるのはただひとり」。このサブタイトルに反し、実際には滅も或人も止まることができず、激突するシーンで幕を閉じる衝撃的な展開。見どころは多く、ジャパニーズウルフで変身オルトロスフォームになる不破さん、AIMSの指揮官として最悪の事態を回避する刃さん、その刃さんに「サウザー」で電話番号を登録されていた天津垓。どの登場人物も活躍し、物語を盛り上げていく流れです。その気になればヒューマギアを停止させられるであろう副社長が、ヒューマギアに対して土下座し、飛電或人を信じてくれと訴える場面はかなり印象的です。それぞれが協力して一つの目標に向かって立ち上がるわけではなく、それぞれ自分の戦いを始めると言う流れがゼロワンらしさだと思います(その中で他人が動きやすい様に策略を巡らした天津垓というのも面白いです、彼本来の戦いと言うのはこういうものなのかもしれませんね)。
見逃せない描写としては刃さんに殴りかかろうとするヒューマギアが「メイド服を着た女性型」である場面と言っていいんじゃないでしょうか。正直「今、この描写はやるべきかどうか」かなり判断が分かれたんじゃないでしょうか。テロリストである滅によって先導されデモ行動を行い始めるヒューマギアの構図、我々は道具ではないと描かれたプラカードでメイド服は「直球で奴隷の表現」だと考えていいですよね。ものすごく大胆な描写だと思います。放送して大丈夫だったのかなと言う気持ちもちょっとありますね。後世になって話題になりそうなシーン。序盤から考えると、意図的なものだと思います(チェケラの事を考えると適当にではと言う気がしてくるので、チェケラは本当にノイズだよ……)。
「或人と滅が戦う理由について、本人たちはそれを口にしない」と言う話の作りが気になります。二人の動機をそれぞれの復讐、悪意とするのは簡単ですが、それとは言い切れないんでしょうね。序盤の或人だとヒューマギアが悪意を持つという発想がそもそもなかったわけで、遠いところまで着てしまった。そして或人がこの段階に至って、激突のその瞬間の言葉として「オマエを止められるのはただひとり」を口にしたのも意味深です。飛電或人が笑って終われる最終回になって欲しいものです。

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