2021/07/12

曇り/1010hPa/体調:しんどい

『十三機兵防衛圏』

全編100%、難易度Strong、ミッション100%、オールS達成。

追想編の感想はもう、本当、なにを言っても蛇足かネタバレにしかならないので「興味があるやつは全員プレイしてくれ」につきるんですよね。

終わってみたら「このプレイ後の感覚、なにかに似てる……他のヴァニラのゲームだ!」となったので、作家性が剥き出しの展開だったと思うんですよ。人類をあんまり信じていないし滅亡の話だし愚かだし。その上でこのテーマを扱って「望みと答え」をきっちり描いてきた腕力が凄い。

40時間つきあったキャラクターたちを好きになってしまうから、彼らの望みにどんな答えが与えられるのかと言う話をするのは完全な正解だと思う。

謎に対してはすべて科学技術による答えがあったし、人類が困難に直面したその時力となるのは科学技術だったと言う話でもあるし、ジャンルとしては完全にSF。これだけSFに徹したゲーム作品が誕生したのは、もっとSFジャンルの人間が大騒ぎをした方がいい気がする。

他の名作と被ったからってこの作品に星雲賞をあげられなかったの、僕はもったいないと思う。あれはファン投票で決める賞なので、作品の出来栄えではなく「アニメの『彼方のアストラ』を見た人間は、ゲームの『十三機兵防衛圏』をプレイした人間より多い」段階で勝てないのは決まっていた感じだしな……。

崩壊編はこれ、ボスがきついステージ攻略用に第一世代のリミッター解除での接近戦に持ち込めるチューンしておくのがたぶん正解なんですね。個人的にはタックル最強説を推したい。このタワーディフェンスで移動と攻撃が同時に出来るの、場面によっては突出して強いまであったので、3-10は結局「第三世代の超大型ミサイルで薙ぎ払ったあと、第一世代がタックルでボスにエンゲージ、第二第四世代でシールドや対空防御して、ボスは第一世代のリミッター解除での攻めに任せる」みたいなやり方になった。

4-6くらいまで突破してみて「誰のターンの時になにをすると火力が出るのか」「移動しながら攻撃出来るのは重要」「タワーディフェンスなので設置できるものは重要」「遠距離から真っ先に潰したい相手を把握する」「なるべく全員に対空迎撃手段を持たせる」あたりを徹するとどうにかなる気配。

観た。

『仮面ライダーセイバー』43話。デザストの最後は本当に良くて面白かった。そこ以外は「北極にいて南から反応があるって、なんの情報も出してなくない?!」「この突然現れて出落ちのように死ぬソフィアさんの偽物の扱いなに?!」なんですけど……。これは本編で使われた比喩をそのまま用いると「ラーメンには感動しなかったが、紅生姜が美味しかったので、みんな『紅生姜がもう主役じゃん!』と褒め称えている」状態なので、素直になれないよ。物語の主役ではないが、そこにいる意味があって見てもらえる存在、それが紅生姜……。一つお聞きしたいのですが、なんで本の仮面ライダーでカップラーメンの紅生姜にこんな重大なテーマを……?

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