2021/10/23

曇り/1024hPa/体調:ちょっと悪い

これは……でも、確かに分数って直感的に大きさがわからないんですよ。頭の中で大きさを想像するステップが入るので、僕も分数で説明して大きさが相手に伝わるまで少し時間がかかったりした経験がある。大抵の場合は少数に置き換えて話した方が早い。とくにとっさに約分出来る人間はそれほど多くない。そしてこの手の直感的にわかりにくいものは、コピーライトの世界では受けが悪い印象もある。ヒットしたタイトルで分数が出てくるもの「1/3の純情な感情」しか思いつかないし、あれも語呂がいいというだけの気がしますね。

Twitterで斧キャラdisを見かけたんですが、斧キャラにありがちな特徴「デカい、不器用、パワー重視、おっさん、粗野」あたりを全部逆張りした結果「速度に特化した器用なオールレンジアタッカー、渋い老齢の執事のような声で喋る斧を使う、細身で華奢な金髪美少女ヒロイン」になったフェイトさんっていうキャラがいましてね。

観た。

『結城友奈は勇者である 大満開の章』4話。


そうだった、楠芽吹の話には東郷さんの暴走によって人々の記憶が改竄される事によって、彼女本人がどうした強い動機で戦ったのが一時的に忘れられてしまうと言うけっこう重要なファクタがあった。これによって楠芽吹の印象がけっこう登場人物の中で変わっている気配もあるんですよね。楠芽吹の章はけっこう練られているんだよなー、存在がけっこう「結城友奈は勇者であるシリーズのアンチテーゼ」みたいな作品なので。
それでもってこの後、壁の調査パートが入って……となる。しかし描写の都合上、1話で夏凜が芽吹に負けている印象になっているけれども、小説だと完全に拮抗していてかつ「人格的には向こう見ずでお人好しの三好夏凜の方が、先代勇者に近い人格だったので優先される筋」とわかりやすい作りなんだけど、そのへんの比較が4話までだとわかりにくいかなあ。こうして映像でみると防人、全然弱くはない弱いとバーテックスには少しも対抗できないから、組織的に運用できるので相手によってはかなり有効と言う気配がするんですけど……『満開』を得た勇者の戦力が、それこそ規格外(それこそ三好夏凜が満開なしで単身でバーテックスの完全封印を成し遂げた唯一人の勇者のはずだし、満開状態だと再生バーテックスをなんだかんだほとんど一人でレオ以外倒しきってるんですよね)なのでやっぱ消耗品くらいに思われるんですよね。勇者だって「とても貴重だが消耗品」として扱う組織が大赦なんで……大赦はそれを『善意と合理性』のためだけに行える悪意のない集団と言うのが悪質なので……。
実際問題、芽吹が一人で讃州中学勇者部に配属されていた場合どれだけ馴染めたのかと言う問題はけっこうあります。讃州中学勇者部は究極的には「結城友奈をバーテックスに直接接触させるためのチーム」である必要があったので、かなり人格の問題は考慮されていたと考えていいはずなんですよ。だから「三好夏凜と楠芽吹の人格・能力」はもうちょっと時間かけてもよかった気がする。

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