2021/12/06

曇り/1026hPa/体調:そこそこ

これは僕が世界一美味しいと思っているナンをいくらお代わりしても許される超巨大ナンのインドカレー屋さんのカレー。会計の時に「すごい久しぶりですね」と言われてしまった。最初の全国的な緊急事態宣言以来、友人とカレーを食べに行ける状態ではなくて、来店してなかったからなあ。本当に美味しいお店なので、もうちょっとお金を落としたい。

読んだ、観た。

阿津川辰海『星詠師の記憶』


阿津川辰海の小説がますます好きになってしまった……。ものすごく話題になった紅蓮館からはいった人なんですけど、過去作の方が「性に合う」感じもします。
ある種の才能を持った「星詠師」と呼ばれる人間の『未来』の映像を記録する能力がある紫水晶、それを読み取り保存、研究する機関「星詠会」。その中で起きた「未来視として記録された殺人事件」。被疑者を射殺し自主謹慎していた刑事・獅堂は故郷で出会った少年・香島に請われ、その解決へ乗り出す。と言った特殊状況ミステリです。
僕がこの小説でやられたと思ったのは、映像の扱いなんですよね。この小説で出てくる映像とは、紫水晶に記録された「未来視」です。あくまで「未来視」でしかないのでどれも「個人の視界」である。この視界にかなり個人差がある。と言う表現がとてもよくて、そこに強烈に惹かれてしまったんですよね。
写真にせよ映像作品にせよ、同じ場所でも「人によって見るものが違う」のはみんなわかっていると思うのですけど、これはもちろん文章にも反映されます。そこをとても生かしている小説作品がこの『星詠師の記憶』だと思うのですよね。これをやれるのは「観察と切り分け、イメージの抽出、文章化」がうまいんですよね。なにをやってても人に「自分の景色」を伝えるのにどうすればいいのか、とにかく悩むところですよね……。

『先輩がうざい後輩の話』8話。


またなんか微妙に治安の悪い男が出てきた! い、イルカの擬人化!(地雷ポイント)妙にラーメン食っているシーンの多い作品だ……。休日に後輩から謎の電話がかかってきたら、すごい勢いと言うわけでもなく「たぶん必要とされているから」くらいの理由でちゃんと駆けつけてくれる先輩、人格が良すぎる……。
しかし武田先輩の服装がまったく季節感ないですね、たぶん5月の連休なんで、人によって服装がまちまちになりがちな季節ではあるんだけどそれにしたって。みたいなところが良くできているアニメ。

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