2022/01/15

晴れ/1021hPa/体調:ガンギマリなのでよくわからない

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』を見たら脳がそれで一杯になってしまいました。他のフィクションを摂取する余裕がないくらいにはガンギマリなので、今日はもうサボっていいか? いいよ!

それはそれとしてこれは今日ぶっちぎりでナンバーワンに怖かった景色、日常の中に突然出現していいデザインではないでしょ。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム

ピーター・パーカーが「親愛なる隣人」へと帰還する物語であり、その物語にわざわざ「故郷に帰る術はなし」と言う意味合いのサブタイトルを据えた事をどう捉えるべきなのか、僕は上映後ずっと悩んでいる。もちろんいろんな意味合いがあるタイトルなんだろうけど。
まずほめるところとしては純粋に映画としての出来がいい。面白くないシーンがないし、物語として「今までの総決算であり、気持ちよく映画を終えている」。長期シリーズである事にまったく甘えていない。なので何も知らないで見てもものすごく面白いはず。
なにより「スパイダーマン、そしてピーター・パーカーとはいかなるヒーローなのか?」に真っ向から取り組んだ作品であることは間違いなく、だからこそ「なにも知らないでもスパイダーマンがいかなるヒーローなのか理解できる」ので、逆に初見でもなにが語られているのか全く混乱なく見られる作りでもあると思います。これはすごいことですよ。シリーズ完結作ではあるだろうに(続きが作られるにせよ、明確な区切りになる作品と言う意味ね)オリジンをかつてないほど強く描いた映画でもある。
とは言え当然アメリカの実写映画作品のスパイダーマンあれこれの展開を踏まえた描写が多く、全部見ている方が楽しい映画ではあります。

僕にとっては最高のスパイダーマン映画でした、細かい内容についてはなにもかもネタバレになるので……。僕はあるシーンで泣いて泣いて泣きすぎてゲロ吐きそうになってましたとだけしか……。
僕らの中にある様々なスパイダーマンを統合する作品と言う要素が存在し(予告にもある『アメイジング・スパイダーマン』でのグウェン救出失敗シーンを繰り返す場面、ああ言う「過去」の投影がいくつもあるんですよ)、僕はその事にも相当に涙腺をやられてしまいました。あんなに「オレも同じ事でずっと悩んでた」って言ってくれることめったにないよ。
ヴィランも予告どおりに盛りだくさん、ゲームの『スパイダーマン』でのオクタヴィアス博士の人格の描かれ方に強く好感を持っていたので、彼の活躍にも色んな感情が一気にやってきたよ……。

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