2022/10/02

晴れ/1023hPa/体調:暑い

なんか「ひたすら長い残暑」に適応しきない。でも今日は掃除洗濯して洗面所とお風呂のつまりも直してトイレ掃除までしたから100点満点で言ったら700点でしょ。

番組改編期なので「見るアニメがない日」が増えるから、しばらく合間合間にリアタイじゃなくて過去作視聴したりする日が増えると思います。

ハートキャッチプリキュアの15話がすごく良かった。これ放映当時はどういう反響だったのか、けっこう気になる。かわいいもの好きの男装の麗人で武道家である生徒会長が、自分でデザインしたかわいい服をファッション部で作る事になる。しかし生徒会長がかわいい服を作り出した事で、実家の武道場の祖父が気を回しすぎる。要するに「孫娘はかわいいもの好きなのに武道の道を歩こうとしている。これは無理をしているはずなので、武道をやめさせよう」と行動して、これが事件となってしまう。

結果、自分は両方が好きなのだから、両方をやると生徒会長は祖父を含む周囲に宣言できる。

前回には感じられた「生徒会長本人の女の子らしさの忌避」は完全には消えていないが、それが事件に発展するような事はない。社会もすでに「男らしさ、女らしさ」を請求する事はしていないと読み取れる。その上で「設定上、無理をしてやっている疑惑がある武道」をどう着地させるかの話でしかない。

いわゆる生徒会長の旧来の「女性らしさ」「男性らしさ」とされているものを両方肯定する話だし、このエピソードでは、体を鍛える事を男性らしさとは言わないし、かわいいものが好きな事が女性らしさとも言わない。

そもそも生徒会長はすでに一度「自分のかわいいもの好き」を受け入れるための話を1話使ってやっているので、彼女にもう一度スポットをあてるなら必然的に「武道家としての生徒会長」になる……と言う事ではあるのだけど。

この15話の作りは「すでにかわいいもの好きが似合うとか似合わないとか、男性らしいとか女性らしいとか、そういう議論は終わってる。誰がなにを好きでもいい」と言うスタンスなんですよね。実際に1話かけてやったからもう議論はしない。これがすごく印象がいい。「視聴者も理解できている」ことへの信頼があるし、感覚のアップデートがすでにすんでいる項目は最低限しか演出しないのも好印象。

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