2023/02/06

雨/1020hPa/体調:そこそこ

月曜日は単純に週で一番忙しくて辛いんですけど、そのわりにはがんばれている。

ブルアカの『エデン条約編』があんまりにもよかったので、情緒にけっこう反動がきている感じがします。このあたりのまとめはしたいな……。

読んだ、観た。

原作は40分くらいのショートなアニメーション映画みたいです。ノベライズもあんまり長いなくて、作者によっては本一冊の厚さがあるのに短編小説って言い放ちそうくらいの長さ。

印象なんですけど、乙一の書く『僕』はたいていなんらかの苦手要素あるんですよね。本作はそういうところがない。なんか妙にクール。その印象がけっこう新海誠ライクな気がしました。あとわりとフィジカルな話なのもちょっと乙一っぽくないかもしれない。このあたりを「乙一っぽい」のに置き換えると、なるほど『一ノ瀬ユウナが浮いている』になる。

「生きる事も死を乗り越える事も辛い」をかなりちゃんとやっているのが印象的なんですよね。生きるのも死ぬのも辛いので、生きるか死ぬかなかなかどうするか決断できない。と言う物語に納得がある。

お兄ちゃんはおしまい!

かえでちゃんの妄想ハロウィン衣装完全にやりすぎだろ!! と悲鳴をあげてしまった。

おにまい、やる気を出して原作を全部読み返した状態で見たのですが、やはりけっこう原作と違っているのもあるなってなって、今回見ながら気がついたところ書き出したんですけど

  • 原作ではまひろの推しアニメ『魔法艦隊ラブマスター』は露出度の低い衣装しか描かれていないのに対して、アニメでは露出度の高い衣装に変更されている
  • アニメではまひろがスカートのまま足を組み、男性に見られる描写が追加されている。また原作ではまひろはタイツを履いている事が多いが、これも変更されている
  • 原作ではプリクラには落書きが追加されているだけだが、アニメではコスプレ撮影をしたことになっている
  • 原作では枝毛にはまひろが自分で気がついて不快感を示す(「そう言うの気にするようになったのね」と指摘が入る)のだが、アニメではみはりが指摘する形に変更されている
  • 原作では美容室のレシートを見ての感想は(残念そうな顔で)「…ないわー」なのがアニメでは(まひろの表情は映さずに)「た、たかっ……」に変更されている
  • 原作では胸を揉むと胸が大きくなる話は(自分のスケベを取り戻すために)まひろが言い出すのだが、アニメでは(自分の体格を気にして)もみじが言いだす事になっている

これでごく一部ね……っていう感じにニュアンスが結構変化している場面が大量にあるんで、かなり「原作とは印象が違う」様にアニメを制作していると考えて良さそう。台詞の主の変更まであるので、思った以上にニュアンスが変わってますね。

「まひろが己のオシャレには原作よりも気を使わない傾向がある」「趣味の性的要素が強調されている」「しかし突発的により少女であることを楽しむ」になっている気もします。穿ち過ぎかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました