大雨/体調:あんまりよくない
マッドマックス:フュリオサ
面白かったです。『マッドマックス:怒りのデスロード』の前日譚に当たります。怒りのデスロード中、イモータン・ジョーを裏切り、一行を緑の地へと導こうとする大隊長フュリオサ、その幼年時代からの生い立ちを描いた映画作品となります。

素直な感想として「真面目な映画」が含まれます。なにせマッドマックスなのでずっと異常な絵面で異常なキャラが異常なことをやってるんですが、それはそれとして骨格になっている話そのものはずっと真面目で真っ当です。フュリオサの半生を描く、彼女がすべてを失った幼少期からを描く都合上、トンチンカンさが前作より抑えられている印象はあります。
ヴィランとして登場するのはクリヘム演じるディメンタス。幼いフュリオサを親から引き離し、イモータン・ジョーに引き渡し、権力を手にした男です。不幸なことにこの崩壊した世界の中で(イモータン・ジョーの部下たちとは違って)それほど狂っていない人格と能力ゆえに、イモータン・ジョーのような圧倒的な支配者になることが出来ない(ただしクリヘムなので腕力はカンストしている)。江戸時代みたいな処刑方法を頻繁に行って恐怖政治する程度の悪いやつです。平たく言うと知性も品性も足りない。バイクを3台並行に接続したアホみたいなチャリオットに乗っていて、それが彼の本質をこれ以上なく表現していると思う。見栄っ張りでパワーはあるが、まったく実用的ではないよね。こういうところでキャラを見事に表現している映画がトンチキでないはずがないだろ! という訳でちゃんとご期待通りのトンチキ映画でもあります。
物語はもちろん、フュリオサがその実績からイモータン・ジョーに腹心の一人となり、片腕を失うところまで走り抜けます。『怒りのデスロード』の前日譚としては満足感が高く、単品の映画としてみても十分に満足が行く作品だと思います。今のところ、娯楽映画としては今年一オススメ作品と言って良いんじゃないですかね。
僕が個人的に「辛い……」となってしまったシーンについて書きます。ネタバレしたところで筋に影響はないシーンではありますが、ネタバレです。
イモータン・ジョーの息子、リクタスがまだ幼いフュリオサをさらってしまう場面にかなり激しく動揺しまし。彼が幼児愛好者だから……とだけ解釈するのはおそらく早計で。彼は周囲に隠れて、人形や丸いものやフワフワしたものを集めている描写があるんですよね(追記:コミック版に細かい描写あるそうです)。直前、彼がフュリオサに触れる場面も胸や尻と言った性を感じさせる場所を直接触るのではなく、ふわふわとしたフュリオサの髪の毛と髪飾りにしている種を摘むようにして愛でる……と言う描写です。彼は「可愛いものが好き」「性欲と愛玩欲の区別がいまいちついていない」「可愛いものを集める感覚で、我慢できずにフュリオサをさらってしまった」のだと解釈できると思う(この「性欲と愛玩欲に区別が曖昧問題」を抱えている人、例えばプリキュア界隈やごちうさ界隈で見かけるよ!!)(追記:それはそれとして性欲があってレイプ目的であることはちゃんと了解してます)彼が堂々とではなく、こっそりと誘拐するようにした理由の中には「可愛いものが好きな自分が周囲に恥ずかしい」があるんだろうと……。この描写はかなりこう……ね。つらみがあったし、わざわざこういうニュアンスのシーンを入れてきたのは「マッチョな男性がマッチョな男性の価値観に苦しんでいる描写」でもあると考えていいでしょうね。
ところでこのブログを書くにあたってフュリオサについては世間ではどう書かれているのかちょっと調べたら、pixiv大辞典には「おっぱいのついたイケメン」って書かれていてさすがにだいぶめまいがしたよ。そういう社会だからこういう描写を入れないといけないんスよね~~~~~1
観た。
『ニチアサ』
わんぷり、来週ようやくキュアリリアン登場で楽しみ。猫好きが猫吸っている場面など、相手が人間だと思うとそりゃ恥ずかしいよね。
ガチャ、新フォーム。
ブンブン、印象がいい水族館回。


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