2020/11/02

雨/1016hPa/体調:普通に不調

市内では洪水もあったみたいな天気。昨夜は深夜に中途覚醒してしまって、その時から断続的に悪夢を見続けるみたいな感じで、さすがにげんなりと言う感じ。
仕事をしていても集中力が出ない、感覚がどうも過敏な状態になっているらしく、服を着ていてもチクチクと肌に刺さるように感じられる状態になっていて、まともに作業が出来ないと言う有様。

どうにも日常的な物事にも支障が出るのはしんどい。

TLに「銃にライフリングをしたと言うのはどういう発想なんだ? あれはジャイロの法則の発見以前なんでしょ」と言うのが流れてきたんですが、僕は「自然な発想として、弾丸を回転させる事が提案されただろうから、そんな特別な発想ではなかったのではないか」と思いますね。

投石、投槍、弓矢と言った数々の飛び道具を人類は数万年単位で使いこなしているわけでして、これらの経験から「飛ばすものを重く、細長くし、回転させると、だいたい安定したり威力があがったりする」と言うのはわかっている事なんですよね。ボールは投げれば回転するのが肉眼でもわかりますし、そのへんに転がっている木の枝を投げても回転させた方が安定するわけです。槍投げ機でも槍は回転して飛び、これはマンモスを狩猟していた頃のものを再現すると、現代の乗用車の扉を突き破る程度の威力が出ます。矢は回転させるための矢羽がついていて、これは空気抵抗が増してしまうものの精度をかなり向上させるそうです。

なので「金属の塊を火薬の力で投げつける道具」である銃を作ったなら、発展の流れとしては「弾丸の材質と形状の改良を行う、また弾丸を安定させるために回転させる方法を探る」と言う話は当然出てきたはずだと思うんですよね。当然、回転させる手段を思いつくのは簡単ではなかったはずですが、それでも15世紀の間には開発されたと言うのは「人類が戦いの道具を発展させる速度としては、妥当な範囲」なんじゃないかしら。もっともライフリングされた銃器が普及するのはミニエー銃の誕生を待たなくては行けなかったみたいですけど。アイデアは存在しても、それを実現する技術や知識はすぐには出来ないものだからなあ……(これは科学史でもよくある事ですよね)。

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