2020/11/10

初雪/1023hPa/体調:すげえ寝た

どうすげえ寝たかって言うと、深夜4時位まで入眠出来なくて、その後8時間くらい普通に眠れたと言う感じです。

スチームパンカーズオンセ

「頭以外のパーツをなくしてしまった蒸気ロボットの少女を保護したPC。その体のパーツを取り返さないと、なんと少女は大爆発してしまうかもしれない! ロンドンを守るためにも、彼女のパーツを探してスチームパンカーズはロンドンの街を走り回る!」と言う感じのシナリオの第二回でした。

こういう話をやって、オープニングからエンディング以外まで全部テキストチャットでやって、6時間以内に収まっている(慣れているGMとPL3人とは言え)なんで、かなり遊びやすく、スピード感のあるシステムです。ゲーム的な処理は軽いのですが、遊びごたえが軽すぎるという事がないのは、わりとみんなでわいわい演出をしあっている時間が長いというのもあるなと感じました。

最初から最後まで基本的にPL側しかダイスを振らない、ダイスを振るのは攻撃時1回のみと言うシンプルさで、あまった時間はなんに使えと言うと「フレーバーテキストや演出効果を織りこんでのスチパン世界のかっこいいアクションを演出しあう」なんですよね。サンプルキャラにしても「巨大な蒸気武器を手にした名探偵」「蒸気義手を手にした警察官」「スチームスパイ道具を全身に仕込んだお嬢様」「ロボめいた蒸気アーマードスーツを着込んだその執事」とかなんで、活躍が想像しやすいんですよね。

マスター側も「やりたいシチュエーション」を提示して、それにPLに乗ってもらうと言う方針でシナリオ作ったほうがいいかなと思ったりもしました。

わりとデータ面で融通の効く(必ず〇〇がいないとゲームとして辛いぞみたいなところがない)システムなので、PLの最初の仕事は「自分が実際に活躍させてみたいイメージを持つPCを制作する」でいいですね。やりたい事でPCを決めて、トラブルはほとんどないと思う。まあゲーム的にはわりと敵の攻撃が多いと、とくに耐久の低いPCがかなり辛いと言う事は起こりそうなので、範囲攻撃役がいると万全かなって言うのは思いました。そして範囲攻撃役は耐久値が低め。と言うの、意図的なデザインなんだろうなと思います。とくにPTの範囲攻撃と敵の妨害行動の要になる、サンプルにもいるノーブルスパイテックがかなり脆く、敵から攻撃されやすいのはよく出来ているなーと使ってて思います。

あとは思ったよりもたくさんダイスを振っての大技が気持ちよさそうなので、火力ビルドのPCも楽しそうなんですよね。

読んだ。

結城弘『モボモガ』。KAエスマ文庫。公式サイト。絵師が最近すっかり売れっ子の印象のあるしらび先生だし「大正生まれの少女が、現代の京都にタイムスリップ。着物姿で主人公たちとドタバタ劇を繰り広げる」と言うシチュエーションも絵が強く、「あ……京アニが作画で1クールアニメ作っていいな」感がすごい。他人の時間を盗む能力のある貸時計と呼ばれる不思議な時計。その力で大正時代からやってきてしまった少女慶季。彼女をもとに戻す手段もまた貸し時計しかなく、彼女に出会ってしまった登場人物たちが京都の街をドタバタと駆け回るという感じ。作者はこれがデビュー作ではないようで、正直、ヴァイオレット・エヴァーガーデンも含めて今まで読んだKAエスマ文庫作品では一番プロが書いた作品っぽい構成してます。「時間を改変してもパラレルワールドにはならない話」なんで、過去に影響を与えると未来も変わっちゃうのでけっこう複雑になりがちな話なんですけど、登場人物の経歴・動機・行動のラインがはっきりしていて混乱ない。ちょっと硬い、意固地な感じの筆致なんですけど、これは主人公である光太の性格由来でもあるんで、減点にはならないかな。わりと好き。

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