2020/11/17

快晴/1027hPa/体調:よい

友達と一緒にでかけてなんかキラキラした1日だったです。

これは美味しかったお昼ごはんのスフレドリア。

これは美味しかったチョコミントドリンク。

これは今日一番「心が……疲れて……いるんだな……」と痛感した出来事。
僕の心は未来への希望には耐えられるが、今をあきらめてはダメだと告げられる事には耐えられないんだな……辛い……。やっぱり人が死んだり泣いたり苦しんだりするアニメの世界に……戻るべきなのでは……?

それはそれとして、僕がアニソンの歌詞に向き合おうと思ったのはこの曲の影響が強いです。今となっては(良くも悪くも)Vtuberと言えば「アバターを使って話すYoutuber」くらいのニュアンスにもう変化してるんですよね。星井美希がVと言われたのは、完全にその文脈。でー、「そのアバターには"キャラ"としての設定が存在する。ただし話者はほぼ完全にそれを無視しても構わない」みたいな事も頻繁にあって、その走りが誰かと言えば間違いなく月ノ美兎だよねってなると思うんですよね。

清楚系委員長と言うパッケージをまとって世に出ておいて、その実態はどう考えてもネット漬けのサブカルマニア。コアな映画やクソゲーの実況にとどまらず、現実世界で丸呑みマニアの体験店舗や断食道場に足を運び、その話題を生配信で語る。過激な内容に戸惑い「清楚……?」「委員長……?」みたいになりがちなのですが、実際には「非常識な下品さ」な話題になる事はまずないと言うバランス感覚。練りに練られたブランディングとそれを乗りこなすキャラクターは『他にいない』と思わされるものがある。実際、最近の配信でオーディションを受けたときには、面接の段階でほぼ採用を前提とした内容になっていた事が語られ、にじさんじと言う会社は「この人物を逃してはいけない」と言う前提で中の人を採用し、月ノ美兎と言う人物を作り上げた事も伺えました。

そして満を持してのメジャーデビュー曲の歌詞が「わたくしだあれ いったいなあに 思春期ですものアイデンティティはめちゃくちゃなんです」ですよ。

僕は思ったんですよ。

「こいつら、月ノ美兎が内包する多面性、そして誰もがもつ『こいつは何者なんだ?』と言う疑問に対して、この歌詞という完璧なアンサーを持って迎え撃ってきたのだ」

他の歌詞も「リスナーを終わらない放課後に生きるクラスメイトと定義し、その永遠の世界に存在する『正義の味方』『学級委員長』を演出している」内容で、完全に世界のルールに月ノ美兎を組み込むための物語だと思うんですよ、この歌詞……もしそうでなければ完全にただの僕の妄想です。たぶん正解は妄想の方。

ただ実際問題、Vtuberのスタイルを大きく変えた存在としての月ノ美兎は、言わば彼女の愛する"インターネット"そのものになる事を成功してしまったキャラクターとも言えるわけで……その人物の歌が世界のルールの中における自分とリスナーの定義と言う解釈はストンと落ちるし……(そもそも月ノ美兎言うコンテンツ、ゼロ年代インターネットから"汚さ"を排除して、"ヨゴレ"は残した感じなんですよね)(結果として彼女の持つ社会常識と落ち着きのある倫理観が、ある種の秩序を与えている面もたぶん存在している)(だとすれば月ノ美兎はもうインターネットじゃん……)

みたいな事をぐるぐると数時間考えたあとの精神状態と言うのが、おそらく全くよろしくなかったんでしょう。結果が「ごちうさの主題歌を聞いて悲しくなってレキソタンを飲み下すやばい男」だよ。笑えよ……。

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