2021/01/21

雨/1020hPa/体調:普通

いい日。いまだ中学生の時のネタでからかってもらえる人生、悪くないです。

お誕生日欲しい物リストはそっとリンクはっておきます。

読んだ。

吉本浩二『こづかい万歳』2巻。

すごくどうでもいいツッコミなんですけど、本誌掲載ではあんなに「ほぼほぼほぼほぼノンフィクション」って言っておいて、巻末に「フィクションです」って普通に断り書き書いてあるのちょっとダサくない?

Twitterを震撼させた『ステーションバー怪人』が登場します。流れが完全に「陰謀論を語る顔」からのステーションバー告白なの、書いている吉本先生の客観性の高さが伺える描写。無茶苦茶笑ってしまう。給付金を「国からのおこづかい」と言い切ってしまうスタイルもこの漫画ならではだよなあ。その給付金回での欲しい物リストが、普通に8万円くらいなの「オコボレあるのかなぁ」で済むレベルじゃないし、それを考えている自分を描くの吉本先生本人も相当の怪人であると言う記述なんですよね。それなのに結果として人情話として完結しているの、漫画がうまい。

僕はかなりすみれちゃんのパパ回が好きで「テンプレの繰り返し」を意識しているところがいいんですよね。ポンタ怪人の時と同じ言い回しで反応の違いを描いたり、1話の構造も利用していたり。そこから最後に今までゲスト怪人では出ていない「お父さんへのプレゼント」の引き出しを開けるとか、かなり計算されてる。先生本人は奥さんとのやり取りに「プレゼント要素」を何度か使っている描写があって、そこからの「共感」を持ってくる。こういうのは日常への観察力、暴走はしているのに暴走した自分をしっかり客観的に見てる視点、ドキュメンタリー漫画を書くのにうってつけの能力で素直に凄い。

コメント

タイトルとURLをコピーしました