2022/09/23

雨/1010hPa/体調:あんまよくない

すげー寝ました。どうしてもダメで16時位まで寝てました。

観た。

『ExtremeHearts』11話

ExtremeHearts

テンプレ的な展開で、昔のジャンプ漫画なら1年かけそうな試合を1週だけでやっているので忙しい。

絵的な面白さにはけっこう注目したくて、「ハイパースポーツだから小柄な少女がありえない高さまでジャンプして、バスケットボールの空中戦をする」と言うのはすごく絵になっていたし、コートを走る時のスピード感もかなり特徴的。作画リソースがあまり多くない絵でも、行われているゲームの面白さがわかる。これが出来ているのはとても素晴らしかったと思う。美少女アクションバトルが得意なスタジオなのでわかる。

先週の最後で「まさか本当にシャレにならない大怪我をしたのでは」と思ったのだけど、そこまでではないようだし、ちゃんとフォローしてくれるキャラクターも用意してだったので安心しました。怪我をしても動ける補助ツールと言う思想、義手義足の話をしたあとなので飲み込みやすいのもあります。

最終的に葉山陽和は自分の意志でフィールドに戻る。一般的なスポーツものだと「戦っている場所そのものが夢の世界なのだから」あるいは「勝つために」に向かいがちなんですけど、エクハはそこではないんですよね。葉山陽和は「アーティスト活動をつなぐための手段としてハイパースポーツを始めたのだから、自分自身が戦う動機、オリジンを確認する事で帰還する」。ヒーローの文脈。エクハはアイドルアニメで、アイドルはヒーローなんですよね。

自分の夢を掴むためだし、仲間のためでもある。そしては陽和は「アイドルである自分が活躍すれば、病院の子供が喜ぶ事を知っている」。もしかすると「相手チームもより輝くために」でもあるかもしれない。もはや勝つことは絶対じゃないんですよね。彼女たちは勝って手にするものはステージと知名度で、ハイパースポーツは本来手段であり、ライブ活動と並ぶ自己表現の場となっている。つまり、彼女は「表現者だからハイパースポーツをせずにはいられない」と言う物語だと思う。もうソロアーティストじゃなくてグループの一員だしね。

エクハは「動機を持つものが、それを実現する場所で戦う物語」だからこの筋が好きな解釈だな。自分で納得しました。

最後のシュートで「どんと勢いよくギアを発動させる」のではなく「ギアを発動させるのに、ふわっと浮き上がるように飛ぶ」の良い描写だなあ。

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