2022/12/04

曇り/1023hPa/体調:そこそこ

SLAM DUNKの映画で映画館が稀に見る込み方をしていて衝撃を受ける。SLAM DUNKの映画と特定できたのは、普段映画館ではみないジャージを着ている客がとんでもなく多かったから。なんか影響があるのか、他の映画もいつもより混んでました。結果として映画みてブラックサンダー食べて帰ってきた。

ブラックアダム

イケオジイケジジイ好きなら見ておけ。ピアース・ブロスナン(5代目ジェームズ・ボンドの人ですね)演じるドクターフェイトが完璧なイケジジイで、正直ずっとドクターフェイトが活躍するだけの映画が見たくなった。そのくらい魅力的でした。

5000年の眠りから覚めた破壊神デスアダムを名乗るアンチヒーローをドウェイン・ジョンソンが演じた本作。

実際にデスアダムあらためブラックアダムとなるこのヒーローがいかなキャラクターかといえば、5000年前の人間なので現代の善悪の分かれ方がよくわかっていない、しかし老人は尊重するし子供には優しく振る舞う、女性にもデブにも寛容、こいつ明らかに悪いやつではないな? くらいのレベルです。なので全然ストレスない。

終盤「なにをするべきかが噛み合った」展開からのアクションはさすがの存在感。もうなにをしても強いんですよ。作中で「アクアマンよりムキムキ」と言われてたけどそりゃそう。予告で「最強の魔術師」ってどういうことかなと思ってたら、魔術師シャザムの仕業で力を得たキャラなんですね。そりゃめちゃくちゃに強くて当然だわ。ガワがドウェイン・ジョンソンのシャザムはそりゃ勝てる気がしないでしょ。

変な感想になるんですが、最近のヒロアカっぽい雰囲気をけっこう感じて。最近のヒロアカはガジェット系の活躍なしに、ヒーローがその異能をどう扱うかみたいなアクションやるじゃないですか。あれに似てる。見たらなんとなくわかると思う。

読んだ、観た。

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』9話

第9話 機動戦士ガンダム 水星の魔女
水星の魔女

ママンのアレ、涙? そんなにエアリアルが大切なのか、ははは。「兄弟愛重すぎぃ!」「落ちろ、水星女ぁ!」でゲラゲラ笑ってる。

「花婿なら、お嫁さんを信じます」からのスレッタ・マーキュリーさんなんですけど……。彼女にとってエアリアルが家族で会話可能というの、やっぱり全然比喩ではない。前にも指摘したけど、スレッタ・マーキュリーがウソをついているシーンは一つもないんだと思う。今回の覚醒にしてもたぶんアンチドート対策が機能したってだけで、どうもエアリアルはパーメットスコア3のままで戦っているっぽいんですよね。エアリアルもスレッタも「この先がある」わけで。あとファンネルは落ちてないので、狙撃が外れていてもスレッタは自分でなんとかしてた可能性が十分ある……。

「ミオリネの隣の立つのは俺だ!」シャディクさんやっぱりミオリネさんを普通に愛しているじゃない。お前の感情が重すぎるのに、最初からちゃんと話していなかったせいで話がややこしくなってるんだよ。先週今度はシャディクをめちゃくちゃにするといいよ!って言ったけどここまでめちゃくちゃにしろとは言ってないんだよ。なので温室の前でスレッタとなにもかもすれ違う。先週は軽く声をかけたのに、本当に必要になった状態である今、グエルを誘うこともしなかった。学園内にスレッタを止めることできるヤツがいるとすればグエルだけなのに。一方でスレッタはダメ元であってもグエルに声をかけた。これはスレッタも人間としてもある程度の信頼をグエルに持った上で、戦力として評価しているからだろうし。

ミオリネはシャディクを難からず思っていて、だからこそ「アンタはホルダーを目指さないの?」と遠回りな告白をしていたのだろうし、今からでもシャディクはなにもかもかなぐり捨ててでもミオリネを手に入れたいと示すべきだったんじゃないかな。子供みたいな素直さが必要なのは、スレッタの存在が証明してる。そして、自分の手でミオリネを手に入れようとするくらいは「ミオリネもわかっていた」からこその、狙撃シーンになるわけで……。

早坂吝『殺人犯対殺人鬼』

安心のメフィスト賞受賞作家による外連味たっぷりミステリー。

39人の子供が暮らす児童養護施設。悪質ないじめを繰り返すヤクザの子供剛竜寺を殺害する事を決意した男子中学生網走一人は、凶器をもって侵入した剛竜寺の部屋で彼の遺体を発見する。それは明らかな他殺体で、さらには片目をえぐり取られていた。「僕の先回りをしている殺人鬼がいる!」現場は折しも嵐の孤島。彼は自らが決意した殺人計画を遂行しながら、殺人鬼を突き止めるための推理を行う羽目になってしまう。

爽快な殺人、変な登場人物たち、きちんとしたロジックと期待したいものは全部入っていて「気楽に読めて満足度が高い」と言う評価になります。ちょっと悪趣味なミステリを読みたいみたいな時にいい塩梅だと思う。

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