2022/12/11

曇り/1019hPa/体調:少し疲労感がある

乙一=中田永一さんの新シリーズが出たので、あとで読もうってチェックしてたんですけど。

交通事故に合い、大好きなアニメ「きみある」の世界に転生した僕。しかし転生した先は、“雲英学園の悪魔”城ヶ崎アクトだった。なぜ僕が悪役に!? でも、もしかしてヒロインの葉山ハルを救えるのでは――。そう、アニメの最終回でハルは病気で亡くなる。アニメのシナリオを知りつくした僕なら、その運命も変えられるはず! 切なさの魔術師・中田永一、まさかの児童文庫書き下ろし!! 感動の新シリーズ、スタート!!

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切なさの魔術師のキャッチフレーズまで乙一のままなの笑っちゃう。ダメ。

本編内容も気になりますよね。最終話に死んでしまう入れ込んだヒロインを助ける話、面白さそうだもんな。

観た。

『キング・アーサー』

表面のルーン文字が光ってうなり、振り回せば竜巻が起きるようなエクスカリバーで暴れる場面がみたいなら、それだけでこの映画を見る価値は十分にありますね。

初手城より巨大な象を移動要塞として扱う場面からの、雑な時代考証、雑な台詞、雑に見ていい映画だぞという監督からの熱いメッセージ。なにせ『キング・アーサー』なのにセリフ中に「おそらくはフランスの皇帝ナポレオン」らしい人物の話題が出てくる。時代考証はどうなっているのだ。ついでに表現が気になったところメモしておくんですが、弓を撃とうとするのを制止するのに"Dont fire”って表現してる。でもその直後に信号弾的な煙がでる弓矢を撃つシーンで"Arrow!!" って叫んでる。これけっこう謎だと思う。AIにも聞いてみたのですが、映画作品内の慣用句としては正しいが、英語の表現としては一般的ではないって言われましたね。

無茶苦茶に話が雑なのに演出が丁寧で、それゆえに観客は事態の異常さをそれほどツッコミせずに見ていられる作りなっている気がしました。雑な話をするにはちゃんとした演出が必要。それはそうだな……。ものすごい乱暴には見えない弟王が、しかししっかり狂っているので自国の若者を国外に売り飛ばそうとしていたりするとか好きです。アーサーと言う人間がなにによって完成したのかを提示してエンディングをむかえる流れもよい。

悪いところはないのに、点数をつけようとすると「70点前後が妥当なのではないか」くらいの気持ちになってしまう。どこからかやってきたのかわからない「-30点」これも含めて作品なのではないか(実際にはいくらなんでも雑な話の部分とかは、点数をつける時無意識に減点するものだと思う)、「作ったやつはわざとそのくらいの点数になるように作ったんだろうな」と感じる。ただ加点要素もあんまりねえなと言う気持ちがあって、つまりはこの映画に「1億満点!」って叫ぶ人はそれほどいなそうな気がするんですよ。

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』10話

第10話 巡る思い
水星の魔女

あそこからシャディクが「悪い方向に、進めば二つ」を決断するのひどくない? いや道がなさすぎる。ちょっとではなくひどい。地球寮とそれ以外の温度差が極端で、病気になりそうですらある。

ミオリネさん、父親と同じく「身内をほめるタイミングがわかっていないやり手病」になっているのが笑えるし笑えない。「スレッタの負担減らしてあげたんだ~♪ みんなほめて、社長えらいでしょ~~~♪」くらいの事口にしていいんですよ。それを口にする方が人間破滅しないんですよ。そういう事しない父親がたぶん破滅するのが今の展開なんで……その……反面教師を得て強くなって欲しい。

一方で自由を得たボブはかなり真面目に生活していた。やっぱり彼は生真面目な性格すぎる、与えられた自分のキャラを徹底する癖があるんではないかなと思います。その彼が囚われの姫君みたいになる。あるいはここでまさか、あいつ自力でガンダム奪って脱出するんじゃないだろうな……?

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