曇り／1006hPa／体調：そこそこ
生きるモチベーションが低くなっていて困る。
飲酒はロックだ!! ……『インシュロック』って、こと？！
観た。
『グリーン・ナイト』
とんでもないもの見ちゃったあ……の気持ち。『ガウェイン卿と緑の騎士』を下敷きに翻案した映画なんですけど。ガウェインのキャラクター性に大きな変更が加わった事で「騎士物語」が全く別の世界になってしまったんですよね。こういう切り口で映画作っていいんだ。エブエブと同じスタジオらしいですね。なるほど言語化しにくい作品作るところなんだ。母親（モルガン）から送られた腰帯は臍の緒かな……みたいなところから色々考えたんですけど「男性っぽさ」「騎士が体現する男らしい人格」をメタメタにしてる気がするし、その末に「勇敢さ・善良さを祝福されて物語が終わる」し……みたいなのうーんとかうんうん唸ってます。たぶんこの映画を見て「ガウェインはもっと高潔で立派な人物であるべきだ」みたいな感想を持ってしまうの、掌の上なんですよね。この作品のガウェインは別に悪事らしい悪事をしていないわけでもあって（ろくろを回す）ガウェインの物語を全部剥ぎ取ってから始める作りなので……あと父性の介入がまったくないし父になるルートは悪夢として（みたいなことを無限に考え続けられるタイプの映画だよ）
『吸血鬼すぐ死ぬ2』
「アニメ一期の時点で出て行けよボケがー！」「私のように古の血を引く由緒正しいバンパイアは招かれないと入れない！」もうここの段階で面白くてずるい……。ロナルドくんドラルクがいない頃どういう食生活してたの？ ちゃんと怖いホラー描写をかわいいギャグに落とし込むのマジにアニメがうまい。『グリーン・ナイト』みたいになにもかも考える作品の直後にこれを見て「何も考えなくていいや、あはははーっ」になったの温度差が急すぎた。脳が死ぬぞ！
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