2020/01/15

雪/1019hPa/体調:まずまず

心拍数が多いという話になる。通常の1.5倍くらいの早さ。何年かぶりに心電図を取る必要があるかもしれない。前にも原因不明の不整脈が見つかって検査したんだけど、結局わからなかったんだよね。
うつ病の身体症状は人それぞれなんですけど、僕くらいどストレートに「検査すると判明するステータスが悪くなる」と言う人、あんまり見ないんですよね。

観た。

『パディントン2』名作でした。劇場で見なかったのを後悔するレベル。おばさんへの贈り物、世界に一冊しかない飛び出す絵本を買うためにバイトを始めたパディントン。しかしそれが盗み出される現場を目撃してしまう……と言うところから始まるお話。1の調子なら無理に観なくていいかなーくらいの気分で今まで観ていなかったんですけど、ギャグも展開もキレキレでものすごく楽しかったですね。この2のために1を見ても全然損しないです。

パディントンのモチーフは移民であり、それ故に冒頭のペルーでの実録パートだったりするわけで(暗黒の地、ペルー!  我々は未確認生物の実態を探るべくこの未開の地に踏み込んだ!)。パディントンが今回冤罪で牢獄に入るという展開も、その事とはおそらく無関係ではない。社会は容赦なく喋るクマを差別する。そしてパディントンを守ってくれるものは、法ではないんですよね。家族や友人との絆であり、これはパディントンが今までやってきた善行が彼のところに戻ってくる。と言う話でもある。
(この記述していて既視感あるなと思ったら遠慮なく直接的にテディベアには人権を持たない話をする『Ted2』だった)(しかし全く逆の話でテッドは日頃の行いのせいで人権を認められなくなりそうになり、むしろ法が彼を救うのである)

そもそもが僕はあんまりクマが好きではなくて(せいぜいシュタイフのテディベアを時々眺めてため息をつく程度)、そんなにパディントンさんも無茶苦茶に可愛いとは思ってなかったんですけど、今回の窓拭き光景とかピンクの囚人服とか作り手の殺意を感じるくらい可愛らしいです。絶妙なキャラクターデザインだと思う。

アクションシーンのリズム、場面ごとのテンポ、キャラクター全員の可愛さいずれも文句の付け所がなかった。今まではられて来た伏線が全部収束して連続するアクションシーンになるという構造は見事としか言いようがない。なにより全く後味の悪さがない。ストーリーのラスト、エンディング、スタッフロールに至るまで全部が楽しい。はなまるつけたい。

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