2019/06/20

快晴/1009hPa/体調:よい

秋田駅に入っていた喫茶店が面白かった。写真は紅茶入の氷で冷やして作るアイスティーと、テーブルの上でゼラチン入りのコーヒーを注いで作るコーヒーゼリー。セットで1000円しなかった。

観た。

『どろろ』23話。『どろろ』はなんだかんだ「人間が人間としての尊厳を取り戻す話」であって(これは23話で明確に描かれたと思います)、『仮面ライダーアマゾンズ』は「人間でなくても尊厳はあると言う話」なんだと思っています。ゾンズの方、社会はそれを否定しなきゃならない(ここらへんを比喩で語るのをやめちゃうと劇場版になる)と言う仕組みかなって。
「百鬼丸は相手を殺せば体が戻るのに、他の人間はそうではない。百鬼丸は得をしているんじゃないか」と見えてしまうのは完全に意図的な描写だと思います。百鬼丸は権利を取り戻しているだけでなんだけど、他の人間だって十分に権利が与えられているかと言えばそんな事はない。この表現は悪趣味だとは僕も思う。
百鬼丸とどろろ、人間には「イヤな人間社会に関わらない権利」もあるので、それを行使していいんじゃない? と言うのも描かれていると思うんですよね。それが楽な生活ではないにせよ。
どろろと百鬼丸が幸せにならないのだけは嫌なんだけど、他のキャラが死んでしまうのも嫌だと感じている段階で、作品のしかけとしては成功だよね。とにかくしんどい。そしてそのしんどさに耐えてみる価値がある作品に仕上がっていると思う。

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