晴れ／1031hPa／体調：あんまりよくはない
ネットは現実の拡張にすぎないので、ネットに罵倒を書くと社会的には大変良くないと思うんですよね。なにかを守りたいときには言葉は丁寧に選んだほうがいいんじゃないかなと思います（あと、そろそろオタクじゃない人を一般人と呼ぶ習慣、捨てるべきだと思いました。これが原因でめちゃくちゃ致命的な意見をツイートしてる人、見かけたよ……）。
『定額制夫の「こづかい万歳」 』第5話 (ポンタカードの回)、ただいまこちらから無料で読めます！未読の皆さま、どうぞよろしくお願いします！
コミックDAYShttps://t.co/I2eXxhrUnw— 吉本浩二・こづかい万歳6巻まで発売中！ (@yoshimotokoji) February 20, 2020
今回無茶苦茶すごい回なので紹介します。読んでみて……。まず冒頭の「家族のいない間にお菓子を食べよう」みたいなささやかな願望を叶えようとするだけなのに、「ま、また怒られますよ！」くらいの気分にしかならない吉本先生の自分への描写がものすごいよね。こんなに自分の浮かれ方を客観視できる能力があって、なんで一ヶ月一万円もお菓子に使っちゃうの？？？？？？？？
Twitterでも言ったんですけど「チラッ」から始まる工藤さんの視線の誘導、伏線のはり方が完璧なんですよね。ルノアールでいるようなヤバい会話に吉本先生が釣られなかったの、工藤さんの会話が下手だったわけじゃなくて（なにせ完全に聞き入っているのがわかる）、先生の価値観が奔放だからってだけだよなと言う気分もしてくるのですよ……。妻に血糖値を心配されてるのによりにもよってMAXCOFFEE飲んでますからね。これ、1話でブラックコーヒー飲んでる描写があるから甘くないコーヒーが飲めないというわけじゃなくて、純粋にコーヒー牛乳やマッ缶好きなだけですからね。みたいなツッコミどころをきちんと描いているの、完全な意図のはずなんですよ……意図じゃなければあんなに詳細に描かないと思うんですよね。
ワクワクするしドキドキするし考察できるコマが多いの本当に凄いんですけど、「近所のローソンでこの会話している二人組」と言う完全にヤバい絵でほぼほぼほぼほぼ実話って言うのがつらすぎて、感情が混乱していく。こういう読み味の漫画、今まで触れたことなかったですね（そして一生触れなくても良かったと思う。でも面白いんだよね……）
観た。
『虚構推理』6話。ほぼ確信したんですけど、OPに入る瞬間の「どろん」みたいな効果音と、琴子ちゃんの片目だけが強調される構図、たぶん鬼太郎ですね……？ 一反木綿がやたら飛んでいるとか気になってたんですけど。もともと琴子ちゃんのデザインの一要素に鬼太郎が含まれているのでは？（鬼太郎の事件解決力と不死身性を分離したと捉えることもできるかな……）（僕は鬼太郎の特徴はその二つだと認識している）ストーリーは妖魔夜行メソッドで磨り潰す方向もあるかなと思ったんですが、推理ものらしい解決策提案コースになるのね。福圓美里さん、このスピードで複雑な事件状況説明するの、すごいな。この構成で重複する説明が含まれちゃうのにやるの、原作ままなのかしら。ちょっとバランス悪いかも。もうちょっと九郎先輩の特殊能力提示のエピソード先にやっている方がわかりやすそう。と思ったら動物園での解説が入るのね。琴子ちゃんの私服がまた増えた。……って登場人物の回収としては正しいんですけど、倫理感しっかりした刑事さん。
『マギアレコード』7話。杏子、でしゃばりすぎず、でもしっかり出番があっていいバランス。いろはちゃんが「ヒィっ」って言うところがものすごく良かった。この演技だけで作品の評価が僕の中で跳ね上がったよ……！ 全体的に今回は悲鳴がいい感じの回で（自分で書いててなんですけど、最悪の感想だな……）、声優さんいい仕事してるな……自分のキャラ大好きなんだなって思いましたね。ちょっとだけ不満はあって、あんまり魔女とウワサが強そうに見えないんですよね。ただまどマギ本編と違って死者を出す物語ではないのが難しいんだなと思いました（これはつまり、いかにマミさんとさやかが偉大な仕事をしたのかと言う話でもある）。ただ本当にいろはちゃんが「ヒィっ」って言うところがものすごく良かった＝ドッペルの存在感は出ているので、やっぱりディレクションの方向として魔女のヤバさは極端には描かない方向なのでしょうね。この調子で重責に苦しむキャラクター群像として描くなら大歓迎なので、どんどん圧を高めて欲しい。
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