2020/02/21

曇り/1034hPa/体調:よい

朝起きるの辛かったんですけど、ちゃんと起きて活動的に日中すごしたので誉めて!
今日は1日外出する用事がない、さすがに2週間くらい分疲れが溜まっているので休んですごしました。

そしたらお母さんが庭に犬のぬいぐるみを持って出ていって、それをジョウロの中につっこんだまま庭仕事を始めるみたいな光景を目撃してしまいました……なにやってるの(思わず写真撮ったよ)。

読んだ、観た。

津原泰水『ヒッキーヒッキーシェイク』わりと変な小説だな? 引きこもり達が臨床心理士の陰謀でチームを結成、世の中にいくつかの作品を送り出すみたいな話です。登場人物はそれぞれかなり魅力的で、とくに音楽関係を担当する中学生・タイムのキャラクターはかなり惹かれるものがあります。彼の母親に対する態度の柔らかい感じとか質感がよいんですよね。無茶苦茶ベタベタしているわけじゃないんだけど、たしかに母親を慕う少年というのがすごく伝わる。
「不気味の谷を越えるモデルを作る」と言う目標が序盤に掲げられて、あとはとにかくその周辺を丁寧に書くのかなと思ったらそうでもない。人間関係を描いた小説と言うのが的確だと思うんですが、極大感情ぶつけ合いというわけでもない、距離感としては不思議な感じなんですよね。それでいて友情のありかたなんかの志向はかなり強く感じる。かなり面白い作品だったんですが、最近のブームの距離感じゃないので違和感を覚えてしまった感じかもしれません。最近むしろなんであんなに極大感情クソデカバトル多いんだろうな……?

『ビハインド・ザ・カーブ』たまにはと思って見たNETFLIXのドキュメンタリー作品です。なにを扱っているかと言うと地球平面説なんですよね。みなさんご存知だとは思うんですが、実際にはもちろん地球は丸いわけです。なので視点は当然「なぜ地球平面説などというものを今更信じてしまう集団がいるわけなのか?」と言う方向になります。出発地点として「この人達の考えは完全に間違っていて、陰謀論に陥っている」がある。
地球平面説論者のリーダー的存在マークのお母さんは、息子が地球平面説にハマっていることを快くは思っていないけど、勘当したりもしていないみたいな距離を描いてから「しかし無茶苦茶な人生になっているやつもいる」みたいな話を出してきます。当然ですが、地球平面説を信じていたりすると友達が減るわけで……。グループ内での出会いサイトで恋愛したりしちゃうわけで……。そういう環境で「お前は実はCIAの一員だという疑惑をかけられたけど、悪魔の証明は出来ないので、疑いを晴らせない」みたいな地獄が出てくるわけです。しかしですよ。この人達は別に犯罪者というわけでもなく、科学的に間違っている説明をどういうわけか信じてしまっただけの、わりと普通の人なわけで……その過ちだけで一生が狂って、そのまま人間社会に戻ってこられなくなってしまうみたいな事になるのは、その……と言う感じになってきた。
僕は意見や思想が対立した相手の人生までを破壊する権利は自分にはないと思っているので、胸に刺さるものがありました。自分でジャイロを用意して実験し、自分にとって不利な実験結果をちゃんと導き出し、「この結論だけで考えると地球は丸い」と言う科学的なアプローチが出来る人がどうして……?

この発言が出てきた時はちょっと「これは他人事ではない」となりましたね。相手の知識・意見・思想などが間違っていても、それは人格攻撃をする理由にはならんのですよね……。
(ところで、地球が丸いから成立するGPS技術をみんな随分使って生きているのをきっちり写しているの、たぶん意図ですよね)

『へやキャン△』7話。ほうとう美味しそう。おじいちゃん合流するのかしら。背景使い回すの、たぶんリソースが足りてないんだなー。

『ドラマ版ゆるキャン△』7話。今回はかなり原作再現に寄っている感じを受けました。まあなにせ原作でも絵面がかなり面白いところなので、実写でやらない理由はないですよね! ぐび姉やばいでしょ。実写で見ると「今後高校生を引率する立場ある大人として活躍するキャラクター」と言うカテゴリに入る人物とは思えない……。昔に比べて「いつも酒を飲んでいるキャラクター」と言う記号がだいぶまずいものになったのをはっきり感じさせられる……。シンプルに美味しそうな料理と四尾連湖の風景、牛鬼のインパクトなどはちゃんと噛み合ってて、満足度は高かったです。こういう長閑な景色を見るだけみたいなの、わりと好き。

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