2020/06/07

晴れ/1014hPa/体調:そこそこ

たぶん僕の書いているこれを目にする層は、だいたいひと目で「あ、怪しい」と思ってそんなものには手をださないと思うんですけれども、「Amazonや楽天で『次亜塩素酸水生成器』で検索すると大量の商品が出てくる、ただし構造的におそらく次亜塩素酸水ではなく、次亜塩素酸ナトリウムを作っている」って話を目にして、軽く調べたんですが、マジっぽいですね。ほとんどの商品は容器に食塩と水を入れ、そうすると次亜塩素酸水が出来る、あとはスプレーして使ってくれと言う感じになっている様子でした。

食塩、つまりNaClを電気分解すれば次亜塩素酸水にはなるんですが(次亜塩素酸水の有用性の問題は今はおいておきます)これだと構造的に問題があります。

中学でやる水の電気分解をなんとなく覚えている人はたくさんいると思います。あれも陽極と陰極に分かれていたはずですよね。陽極には酸素、陰極には水素が集まる。というやつです。あれと同じでこれも陽極と陰極では出来る物質が違います。陽極側はたしかに次亜塩素酸水になりますけど、陰極側では水酸化ナトリウムが発生するはずです。

工場とかで次亜塩素酸水を作るときには有膜電気分解、つまりはすごく簡単に言えば陽極で出来たものと陰極で出来たものが混ざらないやり方でやります。しかしこの手の装置には膜がない。出来た水酸化ナトリウムを捨てるプロセスがないんですよね(余談ですが工業的には水酸化ナトリウムは色んな場所で使われる物質ですので、水酸化ナトリウムを作る時についでに出来る方が次亜塩素酸水って感じだったりします)。

つまり生成された次亜塩素酸水と水酸化ナトリウムは混じり合う。すると次亜塩素酸ナトリウムになるはずです。実験した人によるとハイターなんかよりは薄いみたいですけど、これをうっかり目にスプレーなんかしてしまったりすると、視力を失う危険などがあります。なのでこの手の商品、とても危ないですね。

この状況下なんで職場で上司が持ってきたみたいなケース、あるなしで言えば十分ありえると思うので、もし見かけたら自衛した方がいいと思います。もし手にスプレーするとアルカリ泉の温泉入った時みたいなぬるぬるが若干あると思います。そう言うのは全部危ないですね。

Amazonとかでもスポンサープロダクトでがんがんこの手の商品が出てくるし、売れている様子なので、規制がされるまでは自衛するしかないと思うんですよね……。うーん。参る。全部通報するべきかもしれないんですけど、さすがに手が足りない。

観た。

この状況で総集編とは言え、新しいエピソードを定期的に提供しようと言う意欲のある、東映には感謝しかないなあ。ゼロワンはさすがにお茶を濁している感じがあるけれども、子供向け番組お仕事紹介番組としてのゼロワンの側面に向き合っている感じのある脚本ですし、キラメイジャーは声優さんの漫才芸+楽曲のフル放送と言う大人ファンに優しい脚本でやってくれている。

こういう形式で新規映像は全然ない、編集で処理という形になっているの、撮影は不能だけど、なんにんかだけで音声を収録するのなら可能と言う感じの状況が続いているんだと思います。たぶん音声収録現場でも全員が一斉に収録するのではなく、個々に収録みたいな対策もしているんでしょうね。大変な努力があるのは想像に難くない。

『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』10話。本筋に戻る。本筋の展開、この闇のある展開、覚えがある。乙女ゲーで見た! と言う感じで大変よろしいです。ここにきて前世の事がフックとなってやってくると言う構造も転生ものらしくていいですね。今までやってきた事(ただ普通に生きてきただけとも言うんですけど)がカタリナを裏切らないと言うのが、作品のらしさをとても感じます。応援したくなるんですよね。なんならこのまま二期をやってもいいんですよ。原作でいうと2巻の終盤だそうで、この話ははめふら第一部のラスボス戦くらいのところみたいですね。人気も出ましたしこの調子なら現実的な話ではないかしら。期待しちゃおう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました