2020/09/30

曇り/1009hPa/体調:あんま良くなかった

リリカルライブの円盤が届いたんですがまだ見られていなくて、明日モンハンワールド最後のアップデートなんで、ちょっとまともな社会活動をする自信がないんですけど、これで明日仕事休んだりしたらどうみても遊ぶためだな……。
いや、調子はちょっと悪いんですけど。午前中は今日かなりダメだったし。

読んだ。

野田サトル『ゴールデンカムイ』1~10巻。凄い面白いんですけど、終始変な漫画だな! 和風闇鍋ウェスタンのフレーズに違わず、本当に多様な要素が織り交ぜられている不思議な漫画。まず、メインストーリーそのものの面白さを称賛するべきだなあと思います。
アイヌの隠した莫大な金塊。その手がかりとなるのは、謎の男「のっぺら坊」によって施された『網走監獄からの脱獄囚たちの体に刻まれた入れ墨』のみ。主人公である元陸軍兵・杉本とアイヌの少女アシㇼパはその謎を追って北海道全土を巡る冒険の旅に出る。王道の冒険譚の様でありながら、血生臭さを感じる設定がよく機能しているんですよね。大きな謎が常に読者を引っ張るし、毎話引きが良くて「どこで読むのをやめるべきか」の判断が全然つかない。これで主人公たちの周辺の人物として「網走監獄で生存していた、あの新選組副長・土方歳三」が出てくるの、よくばりセットにも程があるでしょ?
アイヌの文化についての綿密な取材も印象的で、出てくるもの全部が魅力的に見えるんですよね。これまで知らなかった知識が毎回のように出てくるので、それも飽きない。杉本がアイヌ料理食べるたびにする食レポが全部美味しそうなんです。
魅力がどこにあるのかって言われると説明が難しい漫画で、なんでそうなるかって言うと、作品を構成している要素があまりにも多いからなんですよね。なにせ手がかりが人間に施されている入墨なんで、人間の皮を剥ぎ取るような話もバンバン出てくる血生臭さ、脱獄囚たちの強すぎるキャラ、繰り出される際ど目のギャグの数々、細やかな作画、生き生きした主人公たちの表情、どれが欠けても成立しない変なバランスでなりたっているんですよね。
たぶん近日中に20巻までは読みます……。

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