2020/12/15

雪/1009hPa/体調:よい

やはり寒波がくると少し調子があがる傾向がある気がする。昨日よりいい。ただし外気温は氷点下なので、外出とかは無理な感じなんですけどね。

明日は雪かきいるかもな。外出の予定もあるから早くやらないと。

インターネットでさすがに古代語になってきた『レイニー止め』の話をしたんですが、実はレイニー止めは半年くらいしか止まってないので「こ、ここで終わるの~!?」とはなったけど別にそんな……と言うものではありますね。と言うか、我々本を読むオタクは同時代に「いつまでも経っても執筆されたという情報がない『暗黒館の殺人』」「オレは待ってるよ国名シリーズ」「田中芳樹お前は書け」とかもうやってたしね……。

読んだ。


昨日の続き。

内容としてはここでちょうどTVアニメ版でやったところが終わりますね。つまりは作中作ゲームのFortuneLoverのエンディングまでとなる。

後半に大きく話が動いて、その話の部分の感想はと言うとほぼTVアニメ版の10話くらいからの感想と重複します(同じ内容だしね)。
もちろんアニメよりも細かい心情なども描かれているので、そうしたところは注目のポイントとなります。

今回から登場する主要登場人物としては「乙女ゲーム」の主人公である、マリア・キャンベルがやはり印象的です。乙女ゲーと言うジャンルは「ヒロインには攻略対象と結ばれるだけの納得力が欲しい」と言う請求があるのかキャラデザインが秀逸なキャラが主人公をしている事が多いのですよね。顔もある。

マリアはそうした乙女ゲームの主人公らしい特徴を持っているキャラに設定されていて、ちょくちょくカタリナが「さすが主人公」「かわいい」と賞賛しているのも、そういう文脈の中にある。ユーザーに人気ありそうだよね、マリア。可愛いだけじゃなくて行動力があって、出身の問題で抱えている要素も等身大の少女のニュアンスが強く、没入感もありそう。

「行動力がある」はかなり誠実に書かれているポイントで、後半の展開はもちろんなんですけど、そもそも「気に登ろうとしたところみつかる」と言うゲーム中のイベント設定からしてそんな感じなんですよね。これカタリナがいるから目立たないけど「露骨にゲーム世界観の中では異端、ジオルドがおもしれー女って言い始めるくらいの出来事」なわけですから。

しかしあらためて思うのは、やはり前世である野猿ちゃんも相当に周囲に愛されていたであろう人物だってわかる描写が多いところですね。この世界はカタリナを得ることが出来て数多くの人間が救われているわけですけど、元の世界からは野猿ちゃんが失われて数多くの人間が悲しい思いをしたんだな……なんならあっちゃんが追いかけちゃうくらいには。

そう言う「前世の人格も慕われていたものだった」とするのもカタリナの特徴に含んでいいんじゃないかな。前世が不幸せだったとかそういうところもない。モチベーションが例えば無職転生なんかとはかなり異なってますよね。

こういう要素がかなり序盤(なにせ文庫で二冊だ)に書き切られているので、これからなにすんだと言う気もします続き読まなきゃ。他のなろう系だったらもっと分量かかっている印象がある。

あとはラストのジオルド視点も好きかな。ジオルドから見る「みんな」が興味深い。一巻でニコルがカタリナと関わることになった時、ジオルドは絶対にライバルが増えるのに止めなかったんですよね……そう言うところ、好きだよ。


現代異能もの、メインテーマは錬金術と言うゲームシステムが出るみたい。けっこう面白そう。判定システムとか肌に合うようだったら遊びたいな。

コメント

タイトルとURLをコピーしました