2020/12/29

雨/1007hPa/体調:かなりひどいうつ

なんか全然動けなくて、今年最後の仕事として人のウェブサイトに新年の挨拶を仕込まないといけなかったとかその程度の労働すらきつかったんですけど。最初「あんまり面倒くさい作業じゃないからカスタムフィールド叩いてしこんでおくか」と思ったんですけど、マジに文字情報が頭に入ってこなくて全然なにをどうイジればいいのか思いつかなくなって「これはやばい」と思ってそういう作業してくれるプラグインインストールしてごまかした。とかそんなレベル。

普通は「まともにやれば軽々こなせる」レベルのスキルを全部失うくらいの状態が、僕の「悪いうつ」状態なんですよね。この状態を挟むとなにもかもめちゃくちゃになってしまう。

読んだ。

年内にはめふら全部読めてよかった。はめふらを読んだおかげで最悪のうつ状態から脱出できた感じがありましたよ。

山口悟『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』9巻。


実質的に8巻の展開の続きという感じがある。今回も8巻に続いて気持ちいい「カタリナの善性がブレイクスルーとなって事件が解決する」と言うテンプレ。8巻でカタリナが入手した情報を手がかりに、魔法省は人身売買組織を摘発するべく、港町での捜査を開始する。情報収集のためにカタリナ、マリア、ソラは街のレストランの店員として噂話を集めることになる。と言う、とてもゲームのシナリオっぽいエピソード。しかしその、複数の意味でどんな事があってもカタリナを潜入工作に使うのはやめておくんだ魔法省! 関係者達の心臓がもたない!

まあもうこの事件の段階で予想がつくと思うんですが、どこに行っても誰に会ってもカタリナは目立つ(今回に限って言えば、カタリナはそんな変なことしてないまであるんですが)ので……。気のいい町娘に転生してしまったカタリナ、これもう疑う余地がないと思うんですけど、前世の段階でめちゃくちゃ人に好かれていたでしょ、野猿ちゃん……。その性格で生きていて、特徴のない人生だったわけがない……。

誘拐犯と接触してしまうカタリナと言う展開になるわけですが、そこでスポットがあたる登場人物がソラで、これがいい配置でした。今ではすっかりそんな面影ないんですが、ソラはもともと誘拐犯だもんな。そのソラがスラム時代の友人と接触すると言うのが流れ。しかしこれ、FL2の正ルートにも存在するであろう事件という感じはすごくするんですが、どのくらい事件構造が変わっているんだろう? と言うところがだいぶ疑問となってきます。

なにせカタリナが悪役令嬢やっている世界では、ソラがあんなにスマートに救済されている保証は全然ないわけで(マリアがなんとかするんでしょうけど)。カタリナの活躍のほとんど全部をマリアがこなしているとしても、登場人物たちの心の有り様はかなり変化しているはず。なにせカタリナは他のライバルキャラクターや悪役の人生すら変えてしまうところにキャラクターの個性があるわけで、悪辣な事件に関わった場合の方が、事件に対して大きな影響を与えていると考えるほうが良さそう。そういう事を考えながら読むのがけっこう面白かったですね。キースなんかはそもそもキャラの人格が大きく変化しているわけで、2の登場人物たちもそうではない保証はないんだよな……。

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