2022/08/14

晴れ/1007hPa/体調:疲れ

単純に昨日の疲れが出て気配する。

観た。

もしかすると歴代ドラえもん大長編で一番「これが好き」と言う声の多いものが「のび太の小宇宙戦争」ではないかなと思ってます。リメイクもド傑作だったのでみんな見てくれ。大筋は従来と同じ、一部シーンのみ改変あり、スネ夫のラジコンはリアル戦車だとマズいという判断だったのかデザイン変更されてました。

個人的には「小宇宙戦争」と言えばスネ夫とドラコルル、パピくんの映画です。

まず冒頭の特撮映画撮影シーン、これが無茶苦茶気合はいってビビる。フォントも特撮っぽいものをわざわざ使って、クロマキー撮影やってるんですよね。爆破周りを出来杉君がやってくれている描写があるんですけど、もしかして出来杉君は危険物取扱者免状受けてるの? スネ夫の技術的なレベルも高ければ撮影への意欲も高く、好きにならずにはいられなかった。スネ夫、端々の台詞がよくて、とくに終盤「のび太たちがなにを気にしているのか」をさっと察してくれる場面とかとてもいい。人間味のスネ夫。

パピくんは気高い天才と言うポジションはそのまま、旧作よりもさらに気高さの印象が上がっている気がします。彼の人間性に時代が追いついた印象もある。彼とドラコルルがいかなる関係なのか、我々は推察するしかないのですが「君が一度でも約束を守ったことがあるか?」からの「私が一度でも嘘をついたことあるか?」に見られる『圧』が高すぎる。こんな蓄積のあるやり取りがさらっと出てきて、しかし周囲がわかっていないのどんな関係なんだ、一緒にデスゲームにでも参加したのか?

ドラコルルはもう本当にかっこいい。ドラえもん大長編でも屈指の「まったくドラえもん一味に敗北しなかった敵役」なんですよね。子供と侮る事なく慎重に監視を続け罠を張り、手口を読んで先を抑える。あと1時間でも事件の進行が早ければ間違いなく「詰み」を打てた人物。

SF解釈で見ると面白かったのは「ピリカ星では質量をぶつけるタイプの実体弾兵器」があまり使われていないとかですね。バッテリーがすぐに尽きた探査機といい、彼らのテクノロジーの限界を決めているのは「大きさと質量」なのかもしれません。彼らに巨大な装置を作るのは困難であるだろうし、質量が軽いから運動兵器はそれほど有効ではないだろうし、しかし自重を無視しやすいからこそ出来た発明なんかも文明の中には多そうです。

『惑星のさみだれ』6話。

三日月、あらためて序盤に出てくるこいつ、あまりにも人生でエンカウントしたくないモンスターすぎる……。この時点では面倒くさい上、泥人形との戦いにろくに参加してくれないので、ほぼモンスターなんですよね。この段階では南雲殿も体外胡散臭く、夕日の孤立感はかなり高い。漫画で読んだ時は「章が変わっている気配」でつい流してしまっていたけど、PTSDを起こして戦闘できなくて追い詰められて自暴自棄になるの、あまりにも当たり前の話のつまり方。

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