雪/1011hPa/体調:そこそこで安定してる
私は自宅に生えたつららを見つけ次第全部へし折る男、つららへしおりマン。
一斉にエイプリルフールだとツッコミを受けたんですが、エイプリルフールなのでいくらお金をかけた動画を用意してもおかしくないというのは変だと思います! エイプリルフールは程々にした方がいいです。
読んだ、観た。
『金の国水の国』
現代おとぎ話だと思う。バランスのいい漫画だなあと思いました。A国もB国も人権意識のない、現代人である我々にとってみては未開の蛮族みてえな連中でしかないんですけど、その連中の価値観の中で「冴えない人」として扱われている二人が主人公となります。どちらも人柄が素敵で、やさしさが美徳。この二人とも、現代人なら普通に周囲から人気があるんで、そりゃ魅力的に感じられます。それゆえに「社会の中でなかなか評価されないタイプ」なんですよね。
こういう作りが現代童話的に感じる。童話の基本メソッドが「周囲からは肯定されにくいが、読者からしたら魅力的な人物が、幸せに巡り合う」だからね。
『ほの蒼き瞳』
Netflix独占配信ミステリ映画。
公式サイトをはっておく。
しかしこれを読んでもあんまり参考にならないかもしれない。と言うのも公式サイトがひどい出来なんですよ。全く金がかかってなさそうだし、URLが"https://www.honoaokihitomi.com"だし。なにより
ルイス・ベイヤードの小説を原作とする「青白い瞳」の監督を務めるのはスコット・クーパー。
https://www.honoaokihitomi.com
公式サイトのあらすじなのに、タイトル間違ってるんですよ、あんまりじゃない?
だけどさすがに探偵役であるランドーを演じるのがクリスチャン・ベールの映画だけあって、映画本編は出来がいいんですよ。もう一人の主役であるエドガー・アラン・ポーもかなり演技が好き。社会に馴染めないタイプの詩人が興奮しながら喋るのが、よくわかる。画面がずっといいし、美術もよかった。トレーラーを見て「好き」を感じたら見て損はないと思うくらいにいい。
個人的には邦題もかなり好き。オリジナルが”The Pale Blue Eye”なのですが、これの訳としてはかなりいいと思う。
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