2023/06/21

曇り/1010hPa/体調:あんま

普通に生きていて、突然処理の限界が来て会話の途中なのに眠りそうになるみたいな挙動をとってしまいました。僕はこういう事があるので、絶対に車の運転とかできないだったというのを改めて思い知らされてしまった。

『アクロス・ザ・スパイダーバース』

スパイダーバースに引き続き最高の映画が作られた、最新にして最高のスパイダーカノンと言う作品。マルチバースのスパイダーマンばかりが集まるスパイダーソサエティ、そして彼らを繋ぐスパイダーバース・スパイダーカノンと言う概念について「決意」を行う作品。

まず「映画ってここまで画面がリッチになっても許されるものだったんだ」と言う衝撃がありますよね。こんな情報量が多い画面、さすがに生まれて始めてかもしれない。あまりに画面がリッチすぎて、時々突然画面のすみっコに意識が持っていかれるみたいな事もあったけど……。

主人公であるマイルス、もうひとりの主人公であるグウェン、二人の高校生を軸に据えたジュブナイルであると性質上、とても「親」の話が多いんですよね。この「親」というのは実の両親だけではなく、彼らの成長に携わる様々な大人と言うニュアンスも含まれる(なにせスパイダーマンの話をするのに、親代わりのおじ/おばの話が出てこないわけがないんだから!)。この場合マイルス・モラレスにとっては、前作のピーター・B・パーカーだって親の一人として含まれる。その「親」の気持を丁寧に重ねていく(重ねていくというのがふさわしい表現だと思う)事で、「では、子供はそんな親たちに、いかなるアンサーを渡すのか?」ってドラマを何重にも展開してる。

登場人物たちの魅力も語られる作品だと思う。とくにホバート・“ホービー”・ブラウン / スパイダーパンクは彼が主役の単独作品が見たくなる……。

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