2023/06/22

曇り/1007hPa/体調:そこそこ

親とシャトレーゼでゼリーを買ってきて満喫しました。

読んだ、観た。

『スキップとローファー』1話

スキップとローファー

黒沢ともよを信じろ……! 「幼馴染が親友だなんてステキです!」の一言に圧縮されたみつみの世界観の見せ方がうまい。たった一言の八つ当たりに対してあんなにめちゃんこ反省するできるの、才能だよな……。志摩くんの中でなにがどのくらい変わったのかも、ちょっとした描写だけでかなり伝わってくるのでよかった。

正直「も、もっとギスギスした恋愛少女漫画だったらどうしよう~~~!」みたいな気持ちでいたんですけど、好きな作品の気がする。

『水』

紙の本でしか許されないみたいな本だったし、これを「小説」として販売して許される作家北村薫くらいじゃない? という気持ちになる本だった。だってほぼビブリオ・ペダンティックなエッセイなんですよ。京極夏彦など実在の人が本に関する探求の過程で登場します。ただ作者が北村薫なので、エッセイと言うより小説と言ったほうがふさわしいみたいな本……。結果としてペダンティックミステリとなっています。僕はこうした文学のペダンティックな世界に関しては無知なので、そういう印象になる。これが、正直「なんもわかなくても、面白い」んですよ。魔法みたい。

アクロス・ザ・スパイダーバースに関する追記

すごく真面目に考えた結果なんですけど、カノンに関する設定、最初の印象より『メタ』かなと。「スパイダーマン・カノンから脱却しようとしているマイルスは果たして、次の作品でもそのままスパイダーマンとして扱われるのか?」みたいなアプローチを考えたら、つまり『カノンに従っていない設定のものはスパイダーマンではない』と言う"""世界の圧"""を強く感じまして……。そう言う世の中の(アメコミ+ポリコレで検索したら出てくる大量の外野なんかの意見とかに対してもですね)「うるせえ知るか!」と叫んで見せるのもアクロス・ザ・スパイダーバースがやりたいことなんだろうなあみたいに感じました。

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