2023/07/01

曇り/1006hPa/体調:そこそこ

6回目のワクチン打ってきました。体が弱いから優先されてます。

20世紀末、あまりにも世界が滅亡する話が溢れていた頃に生まれた奇跡の作品。「もし世界の終末が穏やかでゆるやかで、人はその時代、誰も人を傷つけることなく生きているとしたら」と言うアプローチのSFです。マジに最初から最後まで、人が人に暴力を振るう描写が全然ない。当時、終末にこういうアプローチがあると思ってなかったし、作画の密度を見る度にその世界を構築するための労力たるやと思いますよ。ハマる人はとことんハマると思う。

読んだ、観た。

『スキップとローファー』8話

スキップとローファー

「すごい、本当にいた」パンダを見た感想としてめちゃ良い感想でいい気持ちになっちゃうな。動物園、デートスポットとしては意外と難易度が高い印象があります。ウンコの匂いがするし暑いし。上野動物園は都心にあるからアクセスは大丈夫だけど、山の中とかにある動物園も多いしね。とか書いてたら実際に具合悪くなっちゃった。「誰もが羨ましがる男の子」と言うテクスチャ、パンダにかかってるよね。人気のある男の子としての志摩くんはパンダと変わらない、どんなヤツなのかはみんなろくに見ていないよね。と言う苦しみもあっただろう志摩くんの内面をあっさりと貫通するみつみ、お前はそうであり続けてくれ……。

高校デビューしたらみつみがいて気を抜いて全然大丈夫だったの、人生の価値観への影響大きそう。高校生くらいにこのイベント経験したら「過去」にはもう戻れなくなるラインの気がする。

『パズラー』

久しぶりに西澤保彦作品を読みたくなって読みました。西澤保彦作品でパズラーともなれば、確実に僕が読みたいミステリがそこにあると思えますから、僕は西澤保彦と言う作家をめちゃくちゃ信頼していますね。時期的に読んでいるはずって気がしたんですが、はっきりと記憶にあるのが『蓮華の花』の一部だけでして逆に驚きました。どうもうつがひどい時だったのかもしれない。どの短編もかなり好み。僕はこういう「論理のアクロバット」が存在する物語で気持ちよくなりたいタイプ。

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