晴れ/1010hPa/体調:そこそこ
ほぼカンスト、気持ちいい……。
読んだ、観た。
『夏と冬の奏鳴曲』
夏と冬の奏鳴曲
何十年ぶりに読んだんですけどマジにすごい小説でしたね。これ、平成の奇書だよね……。読みながら何度白目をむいたのか数えきれない。感想でなにを書くのか過去一悩む本ですらある。烏有の青春小説としての側面が記憶よりも強かった。それと思ったよりもちゃんと推理小説だった。「なにに従ってどう考えれば、事件の全容がどういう物語なのか」は理解できるようにされていると言う要件は満たしているんですよね。「求めるものはただ一つでした。科学によって相対的に均されたこの世界に、いかに"絶対"を見いだすか?」つまりは名探偵であり、名探偵はこの物語では不在で……(と言ういつものあれが本当に正しいのか確信もできていなくて、なぜなら麻耶雄嵩世界には銘探偵の概念があるからとろくろを回し始める)
『仮面ライダーエグゼイド』1話
IPへの不信を過去作にも向けるのははよくないなと思ったし見るよ。エグゼイドは元々評判がいいし、複数人にお勧めされているんですよね。
冒頭がすでにいいな。医療関係者を「本物のヒーロー」と定義しているし、その後はゲームもして「ゲームの中のヒーロー」ともちゃんと被せてある。テーマ性の提示がきっちりしているからいいですね。ピタゴラスイッチで変身アイテムを披露した?! 「それは素人が使えるゲームじゃない」めちゃんこ言いたくなる台詞。説明書は読め!!!! 全体的に演出が軽いテイストなんですけど、いくらでも重くできるテーマを扱っている作品なのでこのくらいがいい塩梅の気もしますね。
コメント