2024/07/15

晴れ/体調:そこそこ

プライムデーメモ。

読んだ。

『図書館の魔女 烏の伝言』

めっちゃ面白かったな……。前作『図書館の魔女』以降の時間軸。ニザマ高級官僚の姫君と近衛兵の一行は、道案内の剛力たちに導かれ、山の尾根を行く逃避行を行う。しかしたどり着いたのは売国奴の跋扈する裏切り者の街。前回のビブリオマニア路線はなりを潜めつつ、ファンタジーとしての純度は保ったままの最高の続編ですね……。
今作も登場人物たちが魅力的。とくに姫君ユシャッバ、エゴンがいい人物像なのが、作品全体のトーンを良くしている気はかなりしますね。相手を尊重する文化がある世界の物語だと思うんですよね。相手の能力や人格を尊重する世界観を持った人物が、常に視点役を努めている。常にその想定で話が進んでる。その中でとくに能力(と言うか個性)が尊重されている場面が印象的なのが、やはりエゴン。エゴンやユシャッバがバカにされている場面がない事が作品の印象を完全に決めているまであるのではないかな。
マツリカ様たちが後半出てきた途端、物語全体の仕掛けを次々と解体し始めて「そう言えばこれはメフィスト賞の系譜だったな……!」と思い出してからは全然止まりませんでした。ほぼ一気に読んでしまった。

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