曇り/体調:そこそこ
Twitterに怒られたの始めてだし、「ドレスカヨコのフィギュアって……怒られるくらいエッチなんだ……」と言う動揺がある。
読んだ、観た。
『インドの食卓:そこに「カレー」はない』

インドの食事事情について書いた本。「スパイスで煮込んだ食べ物がカレーだと言うガバ判定でインド料理を語るとカレーは確かにめちゃくちゃ多いのだが、カレーと言う言葉そのものの成り立ちが」から始まって政治・風土・宗教などの多様な面からインド料理を語る本です。
ビリヤニ一つとっても「そもそもどこまでがビリヤニなのか議論がある」「インドにおいて米食は南インドの文化なのだがビリヤニに限っては広く食べられている」「炊き込みご飯レシピがインドに入った時期」「それが爆発的に広まった切欠」「各地の実際のビリヤニ」みたいにドンドン話が膨らんでいて面白いです。インド史に興味があるなら、副読本を用意して読むとものすごく楽しいと思う。RRRの話題もでます。
個人的にはインドの地方・宗教による食習慣の違いの話が興味のある分野なので面白かったです。牛肉に消費量が意外と多いとか知らなかったよ。
『丘の上の本屋さん』
「発禁本の普及は本屋の努めだ」
古本屋のリベラと、周囲の人達(と客)の交流を描いた話。革ジャンをきて店に入ってきて哲学書の棚を見てユダヤ人に文句をつけ、『我が闘争』を探していると言ってくる男が客、大変すぎる……みたいな初手大技パンチが出されます。そういうノリのコメディもあるんですが、基本は毎日本を借りに来ては感想を言って帰る黒人の小学生、エシエンとの交流です。
エシエンにミッキーマウスから始まってピノキオ、イソップとセンスよく本を勧めるリベロ。次はなにを読むのか楽しみになる。本の基本だよね。癖のある客、素直な読者。生の映画っぽい映画。読書は人生なので、どうしても読書についての映画を撮ると人生の映画になるんですよね……。
『他人の人生を覗き見る』タイプの映画が好きならお勧め。本好きは時に共感しやすいと思う。中心となっている黒人小学生エシエンくんとの交流だけでもかなりいい。気軽に見れてほっこりするタイプの作品だと思います。
ただ落ちについては諸説あるんですけど、原題がどうも"Il diritto alla felicità"
『幸福への権利』くらいの意味の作品みたいですね。だいぶニュアンス違ってくるじゃん……じゃあエシエンがいかなる背景の人物なのか深堀りするほうが良さそうだなあ。https://www.unicef.or.jp/sfa/report/about_bf.html 出身国はいわゆる『最貧国』の一つ。そこからの移民となると、イタリア本国はどのくらいの温度感でこの子を扱うものなんだろう。
「幸せの権利、すなわち人生を選択する、人権の話」とはつまり本であるというのはわかる(わかるんだが落ちは直球過ぎないか?)(本を読むとは他人の人生を追体験する行為であり、人生を選択するのと同じ意味を持つので……)





コメント