2019/07/22

曇り/1008hPa/体調:昨日の夜に比べていい

天気の子

「2019年のクォリティで作られた『ヒロインがひまわり畑の真ん中で白いワンピースを着て立っているスチル』の幻覚が浮かんで、それがずっと消えない」と言う映画でしたね。

セカイ系としては15億万点と言うか、もしこの話の公開が15年早かったら時代を作っていたに違いない。それ以降しばらくなにが世の中に出ても「『天気の子』フォロワー作品か」と思われるくらいの破壊力あったんじゃないですかね。ただ実際にゼロ年代に『イリヤの空、UFOの夏』を読んでしまった人間としては「あの時代の空気だ」と言う感想がどうしても出てきてしまう。本当に10年ぶりくらいにそういう気持ちを思い出しましたよ。

わかりにくいと思うけど絶賛してます。ただ令和元年の映画と言うよりは平成年最後の大傑作だと思って見るほうがいい。これ真面目に言うんですけど、『涼宮ハルヒの憂鬱』より前に初期構想出来てたのでは? みんな観てきて。あまりのクォリティとセカイ系としてのパワーにうちのめされて。

……しかしこの路線を作ってきたということは、新海誠が『星の声』のリブートを企画しているんじゃないかと疑ってしまうな……?(だとしたら最高なんだけど)

観た。

『たまこまーけっと』10話。ふくらはぎと足元の動きだけで会話を表現するなよ(ほめてる)構図の変態さが際立つ回。しおりさんの私服かわいいっていうか全員の私服が日によって違う。こういう細かいことをやらせたらさすがの京アニって感じですね……。エピソードそのものはそんなに特別凝っているわけではないんだけど、丁寧にやっていることでの破壊力がすごい。
『たまこまーけっと』11話。歌! エモい! 歌! 微妙に制服の着こなしを変えてきた。星空が無茶苦茶綺麗だな! 11話かけてなにやったかって、ちゃんとキャラクターを描いてきたので、キャストたちのアクションに説得力があるのいいですね。生きている感じがある。ここであのたまこが大丈夫じゃないの描いておいてくれるの嬉しい。
『たまこまーけっと』12話。豆大福おいしそう。「どうしちゃったんだよみんな……」つま先にこんなに表情があるのすごい。商店街ラッシュのシーン、言ってること当たり前の話だけなのに感動的に聞こえてくる。鳥……。最初から最後までお話としては「なにもすごいことをやっているわけでもないのに面白い」と言う状態で突き抜けましたね。先が読めるし読めたところで面白い作品なので、ノーストレスで完走しました。楽しかった。

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