曇り/体調:ややよし
本が面白かった話をしたら「面白そう~読みたい~」って反応が返ってくるの、なんだかんだ一番気持ちいいんですよね。
読んだ、観た。
『「死んだふり」で生きのびる』
マジに無茶苦茶面白かった。今年読んだノンフィクションでは屈指。この世には死んだふりをする生物がたくさんいるんですが、なんと死んだふりの研究はびっくりするくらい未開拓。21世紀が始まった段階では「まともな論文がゼロに近い未開の大地」と言い切っていいみたいなところから始まります。そして著者は米の害虫でおなじみコメヌストモドキを使っての死んだふり研究を進めるのですが、その結果「死んだふりをするメリット・デメリット」が次々発覚。では脳の働きはどうなるのか、なにが死んだふりを決定しているのか、薬を与えるとどうなのか……あげくこれが人間のパーキンソン病治療に繋がる可能性すらあることなどもわかってきたという、まあすげえ話が次々出てきます。科学書の醍醐味の一つである「き、基礎研究やってたらものすごい重要かもしれない話が出てきたというアレ!」を味わえるので、読んだほうがいい。
『レーン最後の事件』
100年前にこんなペダンティックな謎解きをしているミステリ作品があったんだ。って言うことそのものが衝撃的。エラリー・クイーンと言う作家がミステリというジャンルにとってのゾルトラークなのがよくわかる……いや、こんな尖った粗筋の小説がゾルトラークなのは異様なことですよ。後世がエラリー・クイーンっぽさを擦りまくった結果としてゾルトラークになってるだけで、かなり変な小説ですよ!
さすがに序盤が読みづらいし、翻訳も癖が強めだったかも。終盤の面白さはピカイチで、4部作の中でも「結末が好きな作品」として上げたいところ。けっこう新訳で読みたい気持ちがありますね。XとYほど知名度があるわけでないし、そもそも「4部作の最後」というだけで他より読まれていないわけです。なので、あんまり「面白いよ、『レーン最後の事件』」って話している人と出会ったことがないんですけど、調べるとフォロワーが何人か絶賛している。お前らが絶賛するのすごくよく分かる。
『ウマ娘 シンデレラグレイ』11話 カサマツの星

オグリちゃんの勝ち方が強すぎる……。オグリ本人を含めて、壇上に上がった天皇賞に出てくるウマ娘たち、設定の段階で強すぎんか? の気持ちになる。
オグリの勝負服がスタンダードなセーラー服基調なのカッコいいね……。オグリキャップという馬が歩いてできた道を象徴するようなデザインで素晴らしいと思う。
タマモクロスさんこの宣言をしたということは有馬記念以外ではオグリに勝つんだろうけど、現状オグリが本当に負けるところが全然イメージできないくらいバカみたいに強く描かれているので、どういう表現になるのか楽しみ。




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