2019/08/09

曇り/1009hPa/体調:よい

ライオンキング

なんかやたらみたくて、ちょうどタイミングが噛み合ったので観てきてしまいました。
どういう映画だったかと言うと『ナショナルジオグラフィック版ライオンキング』みたいな感じでした。
全体としては「父性を語った話」なんですよね。そのわりに女性がちゃんとカッコいいし、全然いい映画です。

というわけで、これ僕は好きなんですけど、評価はのびないと思います。
「よいところはだいたい全部。わるいところは特にない」んですよね。ものすごく優等生。その結果総合点60点くらいの感想になりやすいんじゃないかなーと。んで、旧作と本筋の変化がなくてある意味では退屈ではあったりするし、旧作に思い入れがあるとマイナスが発生したりするので、たぶん評価低くなりがちです。っていうかTLざっとみただけですでにその傾向あるな!

でも僕は「この映像を撮れてしまう2019年!」と言うだけで観る価値は十分あると思っちゃう人なんで、不満あんまりないんですよ。
実は観る前には「はたしてあのオスの話である『ライオンキング』を2019年に見て面白いのか?」と言う不安はあったんですけど、観てみたらこの部分はかなり緩和されていて「メスの動物カッコいいな……」となったんですよね。これはインタビュー読んだらファヴロー監督ははっきり意識したところらしくて「2019年にこうライオンキングを撮るファヴローを信じて観に行ってよかった要素」と僕はカウントしてます。
「え、吹き替えでハイエナ沢城みゆきさんなの? ハイエナだけ吹き替え版とか上映しない?!」みたいにもなったし。
好きなシーンも多いんですよ。あそこ好き、ここが好き。この描写良かった。みたいな事を言い合うとかなりの数になると思う。
なお血が流れないのも子供向けってだけなんで、別にマイナスに感じなかったなー(ここの悪口を見かけた)。

だからなにが悪かったのかと言われるとその……「話がほぼそのまま旧ライオンキングなんですけど」とか「そもそもライオンキングをリメイクする必要があったの?」とか「こんな毒にも薬にもならない優等生映画はつまらなくないですか?」とか「尖ったところがなかった」とかで……伝われ! そしてそういう感想を抱く人の方が多そう。

繰り返しますが僕はかなり好きです。サブモニタにずっと流して作業用BGMにしたいし、超実写版としてアニマル映画シリーズをディズニーはどんどん制作して欲しい。

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