2025/12/12

雪/体調:そこそこ

モンハンの武器って大雑把に2種類に分類できたと思うんですよ。「A:あまり装備を変える必要のない武器」「B:いろんな装備を使ったほうがいい武器」です。
物理メインの武器の大剣とか太刀は装備が固定化されやすいので比較的A、色々と使い分けるのが醍醐味の狩猟笛や属性メインの双剣は比較的B。もちろんグラデーションはあるし、凝り性で大剣でも5~6個装備作る人とかはたくさんいるんですけど。

ところがYouTubeや攻略サイトによって情報が氾濫している今、あまり試行錯誤しなくても最適な火力装備が手に入るので、結果として「全部の武器がAに寄った」と思うんですよ。なのでモンハン制作もそこを意識して武器調整する必要があるよねみたいになるとは思うんですよ。つまり装備は簡単、操作は複雑。

そもそもボウガンはBとして設計されていたと思うんですよね。個人個人が自分に向いているボウガンを選び、反動やリロードを考慮して装備を組んで自分に適したものを探すタイプの武器。そうやってビルドに割く時間や手間が多い分、アクションの操作難易度は高くない。と言う設計。

でも最強装備がシェアされる時代になって「可能な限りリロードと反動を抑えてから火力に振ったボウガン装備」が当たり前になったじゃないですか。とくにライズ・サンブレイク。結果として制作側はこう思ったと思うんですよ。「ボウガンからカスタム要素を排除してAにしよう。それに伴い操作を複雑してゲーム性を担保しよう」という話になると思うんですよ。狩猟笛もその傾向がある。

その結果生まれたのが「ビルドに多様性がなく、操作は妙に面倒くさく、足を止めて戦う謎の武器種、ワイルズのライトボウガン」なんじゃないかなって……。だから「アクション性を担保するチェイスショット・速射チェイスショットを使わせたい調整」が公式からやってくると思うんですけど、旧来のライトボウガン使いはそもそも「ビルドに多様性があって、操作はシンプルな、足を止めずに戦う、ライトボウガン」をやりたいから一生溝が埋まらなくなっていると思う。

その結果がこの今回公開されたクソ長パッチノートだし、そのクソデカパッチノートに対する大体の感想が「違う、そうじゃない」なんですよね……。

読んだ、観た。

『黄金色の祈り』
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Twitter跡地のTLで「創作者は自分を曝け出せ、パンツを脱げと言うが、パンツを脱いだやつが尊厳を捨てて排泄行為をしながら接近してきたら怖い。西澤保彦先生の『黄金色の祈り』はそういう小説だよな」という話が盛り上がり「じゃあ再読するか」と手に取りました。「すべてを赤裸々にしてでも読者を不快な気持ちにさせたい」と言う強い気持ちがなければ、この地上に生まれていない小説だと思うんですよね。

これがもっと深刻なトラウマになっていなかった昔の僕は鈍かったな……という気持ちもあります。あの頃かなり極端なうつだったし。トリックなどはほぼ忘れていたのに「このシーンを読んで嫌な気持ちになったのは覚えてる!」が多すぎる。こんな経験なかなかないですよ。自分の過去と向き合う気持ちで読んでしまった。

主人公が困った人物で、無茶苦茶に自意識が強く、その事に対する自覚が薄い。そのことであちこちでトラブルを起こしていると思えるのですが、一人称で「鈍感なので自覚がない」ことがずっと綴られ続けているんですよ。これがもし作者本人が自分をモデルにした小説だったら怖すぎる……ピンときた人もいると思うのですが、本著の主人公にはかなり西澤保彦先生本人の経歴が反映されております。結果、読んでいて「どうか頼むから、この小説このシーンはフィクションであってくれ」と言う祈りが生まれます。

自分を曝け出すのは文学の基本にして奥義です。「西澤保彦先生の文学者としての矜持がこれを書かせたのか?」と言う想いは確実にあります(内容もかなり文学を意識していると思う)。一方で「よくこんな恐ろしいものを読ませたな」と言う怒りも込み上げてくるくらいには「本当にキツい」んですよ。今も変な汗が止まらなくなって困っている。
そんな鬱屈した作品なのに、読みやすいことは称賛しなければなりません。普通鬱屈した小説は読みにくいのものですが『黄金色の祈り』は水でも飲んでるみたいにゴクゴクと行けてしまう。問題はその水はどう考えても排泄物混じりであることで……(口に出すと怖すぎる)。西澤保彦作品は全部リーダビリティが◎、この作品も例外ではありません。

名作とは言わないけど、裏名作には分類してしまう。そういう魅力は確かにある……でもこの本をお勧めできる人ってさあ! この小説を読んで鬱屈した気持ちがちょっと気持ちいい自分と友達でいてくれるような人で、なおかつ「お前のことをかなり不快にさせても許してもらえると思っている」みたいなラインだけだよ!! そんなヤツ、いる?!!??!?!?

『前橋ウィッチーズ』第9話 前橋ウィッチーズは永遠不滅

なんかお店が無茶苦茶流行っている。マポも溜まっている。という導入から、追加メンバー回の雰囲気。でもミッドポイントがすぎたところでこの展開がきたのは、ここから落下するフラグだよな……という悪寒がある。前橋ウィッチーズのみんなが順調に仲良くなっている。自己の開示も終わったので心を許し合っているな~という描写が多いですね。アズが本当の自分を前橋ウィッチーズに見せる心の準備を始めているのが印象的でした。にっこり。そこから「わかったんだ、私の願い!」でこの展開始めるの邪悪すぎるだろ!! 「だから悲しむことないよ!」あまりにも人の心がなさすぎる!!!!

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