2020/01/18

ところにより曇り/1016hPa /体調:ちょっと良かった

去年は今頃にめまいを起こして本格的に身動きが取れなかったので警戒している。あの時は立ち上がれなくなって、地面を這いずってトイレで嘔吐して救急に行ったんですよね。
そしてその話が出てくるという事は、この日記つけて1年が見えてくるのか……。

観た。

『ドラゴンボール超 ブロリー』楽しかった……。前半1時間位がドラマパートで後半1時間がまるまるバトルパートと言う贅沢な作りなんですよ。前半で飽きるかと話がちゃんとしていたのでそうでもない。そして後半バトルパートでなにか前半の過去の話を回収するんだと思ったら本当にほぼ戦っているだけでした。

「あれだけちゃんと普通のしがらみのドラマをやっておいて?!」と思うでしょ。これがなぜか無茶苦茶良いと感じるんですよ。親の確執なんかどうでもいい。オレたちは今が楽しんだ! と言う気分になってくる。この内容でフリーザ様が本当にただの極悪人なのいいし、そのフリーザ様が大して意味もなくやたらボコボコにされるのバランス感覚が神懸ってる。今回の映画からのゲストキャラクターたちもいい味を出していて、実際pixivとかでもかなり人気がある様子でしたね。
終わってみればひどい目にあったやつは「このくらいの事はされても仕方がないよ」と思えるやつだけ! わー倫理的(本当か?)

普通の作品では絶対に味わえないスリルがあるのもかなり特徴的です。なぜならこれはドラゴンボールですので、主人公である孫悟空が絶対に負けない! 勝って大団円と言う保証がないんですよ。むしろ孫悟空はまあたぶん勝つんですけど、その時地球が大丈夫という保証がどこにもないんですよ。普通の作品でそんな心配しないでしょ。でもドラゴンボールならしれっと地球が消滅しても全然普通のことなんですよね。戦闘シーン、これだけ無茶苦茶強いやつを出しておいて「頭脳戦で出し抜く」みたいな展開がまったくない。相手が強くなった場合の対処法が「もっと強くなる」しかない。孫悟空はもっと強くなれば勝てそうな時には小細工しないですからね。

その結果が「1時間位ずっと戦ってるだけなのに全然飽きない映像」ですよ。

セルゲームの頃の悟空って「気がついたら地球を救わなくてはいけないと言うルールにとらわれている」って状態だったと僕は理解しているんですが、魔人ブウに勝ったあたりからそのあたりのルールに従うのをやめているんですよね。なのでどんどん身勝手になっていってるし、完全に鳥山明先生は「悟空はそういうものである」「超越者たちがルールに縛られるのはおかしい」って世界観に生きてるでしょ? ヴィルス様が特に顕著なんですけど、人間の営みに興味がないよね。

これで作劇よくできる。人類じゃないものの思考トレースが無茶苦茶うまいですね鳥山明(たぶんもう人類じゃないでしょ、鳥山明)。

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