2020/03/05

雨時々雪/998hPa/体調:低気圧の影響か午前中はかなり辛かった

「殺された作家・浦賀和宏の遺作」と言う趣向の『デルタの悲劇』が、現実を生きる作家・浦賀和宏の遺作となってしまいました。こんな伝説に残る最後になってしまうなんて、やっぱり浦賀和宏は人を食った小説家ですよ。

41才、あまりにも早すぎる。『記憶の果て』を書いてデビューした時、19才じゃないですか。先生、十代であんな小説書いたんですか。それでメフィスト賞取って京極夏彦の帯つけて出版したんですか。人肉でも食べないと無理でしょ。何作カニバリズム小説書いてたんですっけ。あと作中の登場人物、何人も自分の本名由来の命名じゃないですか。『浦賀和宏殺人事件』作中でペンネームの由来について語っていましたけど、作中のキャラも同じ様なノリで命名してたんですね。

僕は浦賀和宏作品の良い読者ではないんですが、浦賀和宏と言う作家に思い入れがあるんですよね。浦賀和宏作品を読んだ事は、僕が幅広い作風の小説を受け入れる切欠になってたんですよ。「こういう小説もあるんだ」と浦賀和宏作品で驚いた記憶は、後に牧野修や小林泰三、佐藤友哉、舞城王太郎、殊能将之などの作品を読んで素直に受け入れる土壌になってました。こう考えると、僕への影響はかなり大きい人なんですよね。

だから僕は浦賀和宏作品、あんま読んでないですけど、やっぱ好きだったんですよ。あと浦賀先生、時々映画の感想、Twitterでお気に入りにしてくれてありがとう。

観た。

『マギアレコード』9話。好きな話。最初にメールに対する返信を音声入力でやるところ、感心しちゃった。シンプルですけどアニメ向けの手ですよね。イヌカレー空間はやっぱり好きなんですよね。全体的なトーンだとか、話の方向性は今までのマギレコエピソードで一番好きですね。素直に良かったです。小倉唯さんの儚げに「ふふふ」って笑い良いですね。こういう話はアニメでさらっと通過するのが一番摂取しやすいかなと思う。アリナのやばやば感も好き。

『虚構推理』8話。九郎先輩の中で琴子ちゃんどういう扱いなの? 九郎先輩の恋愛関係は「なんでよりにもよってこの三択なの、もうちょっとつきあう相手を選んでいいでしょ?」って不安になるので、本当にまずい。琴子ちゃんが説明している間、時間が止まってて「少年漫画の文法で映像の時間が動いている」って笑ってしまいました。作者さん、元々少年漫画の原作たくさん書いている人だしなあ。急展開と言う感じはあんまりなくて不思議な感じがしました。

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