2020/08/05

曇り/1016hPa/体調:普通

今日やたら評判のよかったイノシシ騒動の記事の写真のカメラマン、調べたら毎日の凄腕みたいですね。

観た。

『ご注文はうさぎですか?? ~Dear My Sister~』ごちうさに真剣に向き合う試みとして、OVAに手を出してみました。エピソードとしてはヒロインの一人ココアが一週間実家に帰省して、みんなちょっとさみしいけど普通にすごす、終わり。みたいな1時間です。ジャンルとしては緩やかに、しかし確実に成長していくキャラクタードラマに入ります。全体的にふわふわとほんのり面白く、しかしメチャクチャ笑ったりメチャクチャ感動したりはしない、だからこその「日常もの」と言うさじ加減です。冷静に考えるとこれはこれでコントロールが難しいはずで、これで成立しているのはやはりうまいと思います。直接的な障害やトラブルがあって、それに立ち向かう流れがない。
どうもそれにも関わらずこの話が良い(面白いというよりは、良いと感じていると言う結論になりました)のはどういう事かなとかなり真剣に考え「居心地がよさそうな空間」を徹底しているからじゃないかなーと。はっきりと言えば人間はかわいくて清潔な場所が好きで、ごちうさで描かれている空間は(キャラクターの人間関係を含め)それなんですよね。「優しい世界」と言うよりは「ストレスのない世界」。視聴者が不安になるタイミングの存在しない空間づくり。
ごちうさを見てなんだか幸せになる感じの人は、本来清潔な部屋にぬいぐるみをおいてすごすみたいな生活、好きだと思います。そうだよな。僕らは他人は巨大感情を抱いて苦悶していてほしいし、それを娯楽として消費したいけど、自分は植物のように穏やかに生きたいんだ……。

このテキスト読み返すと、平和でストレスのない世界のアニメをみてこのような事を考えるのは、だいぶ病んでいる気がしてきました。現実は地獄だ。

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