2020/12/18

雪/1013hPa/体調:軽い頭痛。気圧の問題を感じる。

はめふら一冊読む以外の生命活動していない気がしたけど、だいたい病院に行ったのと『嘘喰い』最終局面をじっくり読んだからだなって感じです。
ちょっと細かい作業が多くてゆっくりゲームできてない気がするので、明日は腰据えてゲームしたいな……と思ったら、姉の部屋の模様替えを手伝う事になっていた。

読んだ。

山口悟『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』5巻。


このまま各キャラのお当番巻が続くのかと思ったら、一回インターバルと言う感じの一冊が入りました。わりと長期シリーズで短編も作者が書いてる話だと、5冊に1冊くらいこういうのがある気がする。なんなら読まなくていいまである巻ではあります。

一方で「全レギュラーキャラクターの視点小説」が入ると言う貴重な巻でもあります。このレギュラーと言うのはメイドのアンはもちろんとして、カタリナ母、ちょくちょく名前だけ出てくるトムじぃちゃん、お菓子を焼いてくれてるメイド長なんかも入るよ。そう言うキャラから見てもカタリナが魅力的な人物と言うのをやってくれるのは、はめふらの話としては正しい。これは乙女ゲーム世界観に出現したバグみたいなカタリナと言う人物の、その魅力を描くシリーズなんだから……。

個人的によかったのはメアリ視点・アラン視点。アランの魅力がよく伝わってくるパートになってて、「カタリナと近い魅力を持つアラン、メアリに取って救いになる人物なんじゃない? さすがアランルートライバルキャラ」みたいになります。むしろこんないいやつのアランよりも好感度が高いカタリナがおかしいのでは……?
ニコル視点もよくて「ニコルは横恋慕が悪いみたいな常識があって素直な性格なので、なんなら一番頭抱えていそう」「ニコルはそもそも優しいのでラファエルとも仲がいい」みたいな情報が出てきてありがたかった。ニコルは実は1~2巻ではカタリナの次に好きになれたキャラなので、こいつがいいやつって話が出てくると嬉しいですね。

しかしはめふらのキャラ、なんだかんだ言ってみんな基本的には常識的(貴族社会の中の常識人と言うよりは、現代にいそうな常識人くらいの範囲に思える。一番あれなジオルドですら程々の無理しかしてない)な内面や葛藤を持っているので、どのキャラ視点でも小説書きやすそう。二次創作がたぎりそうだし、乙女ゲームの二次創作みたいなシチュエーションを扱っている小説としては納得力が高い。

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