2020/12/22

にわか雨/1020hPa/体調:疲れが出ている

犯罪に巻き込まれたとか事故を起こしたとかではまったくなく、全然心配はいらないレベルの話なんですけどちょっと警察を呼んだりする事になってしまって、それで随分疲れた……。
ゲームや小説の中ならよくあるけど、現実でやるもんじゃないなと言う気分です。

という訳で買いますね。ちょっと離れたセブンイレブンに行ったら、9000円分のプリペイドカードで1000円追加キャンペーンやっているのを確認したので、それ買ってきました。もうちょっとではめふらも読み終わるからやりこむものがあるのはちょうどいい。

理由わかんないんですがKindleで何冊か無料セールやってまして。



僕の恩師でもある鷹見先生の本が2冊ほど無料なんでチャンス。なんかお世話になっている人の著作を「無料」って紹介するの、微妙に不安になるんで理由書いてくれAmazon。
どちらも骨太の、航宙艦が出てくるSFなんでぜひ。

読んだ。

山口悟『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』7巻。


今までのはめふらで一番笑いながら読んでしまった。
新攻略キャラクター、マリアの上司(主人公はマリアなので、カタリナではなくマリアの上司になる)であるサイラスのメイン回。
注目するべきはサイラスの立ち位置が今までのキャラと明確に異なる扱いになっている事です……が。笑っちゃうのはサイラスのキャラクター性の方ですね。今までいなかった「実力はある。顔もいい。だが残念なイケメン」の枠なんですよ、この人。カタリナよりも農業要素を推してくるキャラクターが出てくるの、卑怯じゃない?!

つまり攻略対象が農家です。
これだけ言うと、完全に作中のカタリナのために用意されたヒーローみたいですけど、ちゃんとマリアが攻略するキャラクターとしての個性が描かれているあたりがはめふらの味ですね。
農家、なにが強烈かと言うと「イケメンなのに女の子と話せない」「カタリナは農家のおばちゃんみたいなので話せる」みたいなキャラクターで、これは「登場人物は全員モテモテで、それゆえにカタリナという異分子に恋をする」と言うカタリナが使っていたバグ技みたいなところに対して免疫があるキャラ造形なんですよね。

冷静になると2からの攻略対象はすべてが出身が高貴ではなく、完全に意図的に1からの攻略対象と差別化されています。
これは「実在しそうな乙女ゲームの続編の要素」であると同時に「はめふら作中でカタリナがそれまでとは違うメソッドで扱われる仕掛け」であるわけで、はめふらの設定を考えるとたしかにそれ以外ない展開と仕込みですね……。いやでも「むちゃくちゃハードル高そうな上司キャラが農家なのでカタリナと意気投合する」は卑怯だよ! 最近もしかして農家流行ってる?!

話としてはなんだかんだ1の時代だと「どうせカタリナだから大丈夫なんでしょ」と言う状況を「そうでもないかもしれない」にコントロールする意図を感じる作り。はめふらはメタな要素が強いからこそ色々仕込める「知っている世界への転生」「それも既存のキャラクターの精神を上書きしてしまった」と言う構造だからこそ作れる話に寄せてきており、2への完全移行前に感じた「ちょっとストーリーラインはふわっとしているかな」みたいな不安のない進行になりましたね。かなり今後が楽しみ。

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