2021/07/21

晴れ/1014hPa/体調:そこそこ

実は数日前から睡眠薬を変えていて、その作用なのか割と眠れています。むしろ最近全然まとまった時間眠れていなかった反動なのか、やや過剰に寝てしまってる。今度は肝数値の変化がないといいな。

率直に「そいつ、このアンケートに必要なキャラだったっけ?!」って声にだしちゃったあたりまでいる。TVシリーズの名前のあるキャラの9割くらいいるじゃん。9割収録したにしても多いよ。

名取さな、「次に来るマンガ大賞2021や好きな漫画について」の雑談枠であげた漫画のタイトルが50作品を越えていて、その中で一番推されていたキャラがラーメンハゲこと芹沢さんなんで「TLで漫画オタクが話しているような事を話し続けているVtuber」ってジャンルですし他にその箱に他にいるのはさすがにピエ郎くらいです。たぶんTLで話題になる漫画、この二人が全部抑えているだろまである。あんまり口にしないだけで、かなり作品の中も掘り下げてると思う。

読んだ。

白浜鴎『とんがり帽子のアトリエ』9巻。

137~138ページのココの話だけで2千字くらい埋め尽くしていい? ダメ? 人としてダメ? それはそうだねごめん。そこを語らないと意外と話の進展が少ないしネタバレ回避すると列挙するところ多くなかったりもする。50ページの「表情がわからない顔」してるココもかなりいい。
基本的には「上げて上げて、はーい落とします」をやるために全部丁寧に書いていると言う一冊ですね。我々の時代だと「こういう大規模なお祭りを知らないのはなんで?」と思いがちなんですけど、とんがり帽子世界は「情報が意識的にコントロールされている描写」が散々繰り返されているので、全体的な納得力が高いんですよね。その事によって読者へのストレスが高くない様にもかなり意識されている。キーフリーのアトリエ組の絆を物理的に示すのを始め、それぞれがそれぞれが所属する場所で「強く繋がっている」のをはっきり提示している。この漫画、ちょっとだけ距離を開けて立っているだけど「心の距離」を感じ取れるんだな……。

ちなみに個人的な問題で、少女が不幸になる描写でも性暴力被害が極端に強調されているのは「なし」です。たまに誤解されて、この要素で人に女の子を推されて「うげえ」ってなってしまう(ガンダムであったのでガンダムへの警戒意識が高まった事故に繋がった)

毎度ものすごく上手な漫画なので今更なんですけど、「モチーフ」の使い方が抜群にうまいんですよね。同じモチーフに複数の意味をもたせて、いろんな登場人物やいろんな場面に配置する。絵画と言っていい描きこみの量でそれをやってくるから、情報の量がかなり極端に多い。
ところでクスタスくんの立ち姿の周り、ちょっと姿勢がアメコミを思わせるものが多いのが作者の嗜好を伺わせて面白いですね。こう言う「アメコミが好きな人っぽいアイデア」がけっこうある。

桜井のりお『僕の心のヤバイやつ』5巻。

こうして一冊にまとめて読むとこの巻だと「ヤバイやつ」がイマジナリー京太郎みたいになっているな……。
僕が考えるような感想は全部Twitterに載っているのでなにも書くことがない気もする。市川のパーソナルスペースの変化の描写がかなり印象的で、これが山田以外の人間も受け入れる空間になっている事くらいしか今更言うことないかも。

これも本当に今更なんだけど、市川は頻繁に「キモくないか」って悩んでるけど、山田も同じ事を随分悩んでると思うよ……。山田の自己肯定感の低さは1巻から随分繰り返し描かれてきていて63話はまさにそれが吹き出す話なんですけど、「そこを気にするんだ」ポイントが二人、よく似てる。ファッションに関して自分なりの意見があってそこを譲れないところとか。そもそも身なりに気を使うのも「他人にキモいって思われたくない」って動機があるよね。あと山田もなにげなく「パーソナルスペースに入っていい人間の数」が少ないし「そもそもパーソナルスペースが狭い」よね? 市川の机を自分のパーソナルスペースにしてしまったの、そこから来る発想でしょ?

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