2021/08/08

曇り/1002hPa/体調:副反応は感じる

ファイザーワクチン接種から24時間程度ではとくに熱がなくなり、摂取した左腕の付け根あたりはそこそこの痛みがあって、動かせる範囲が限られるという感じ。軽い頭痛も感じられますけど、気圧がやっぱりかなり低いので原因がワクチンではないかも。昨日よりは落ち着いて感じるのは頻脈の薬の影響もあるかもしれません。抜くと脈が早いから、Miband5の心拍数計測で「運動している判定になっている普通に生活していた時間」みたいな場面があります。スマートバンド、有能なんだなと思わされる。

僕のフォロワーさんはきっちりチェックしていそうだけど念の為つけとく。

観た。

『仮面ライダーセイバー』45話。まさか今時「ここは俺に任せて先に行け×4」をやると思ってなかった。ソードマスターヤマトじゃないぞ、今は令和ぞ。ソフィアさんもカリバーに変身できるの? 蓮があとから追いついて賢人と共闘する流れは良かったんですね。子供側に分類されている剣士が倫太郎と蓮だけなので、成長のトピックがこの二人に集まっているのは思えば悪くないんですよね。他のところはやっぱり全体的にブツブツと言う感じ。すべてを脚本のせいにするのは簡単なんですが、ここまでの内容になるのは絶対に脚本家だけのせいではなくて、制作上どういう体制だったのかみたいな事になるんで脚本家叩きはほどほどにね……それは陰謀論なのよ。
セイバー世界はおそらくは「本の中の世界」であり、ルナは『全知全能の書の一部』である。そうなるとソフィアさんは全知全能の書の一部のコピーで、さらにそのコピーがこの前みたいな展開になるんですけど、そのあたりがどういう意味があるのかと言う説明はなされるのかしら? 設定の構成は面白くて、剣戟アクションの見栄えの良さもあって「強みを生かしたら面白いんだよ」と言うのはわかるんですよね。
明らかにもったいないのは「小説家要素」がメインストーリーに活かされていない事なんですよね。飛羽真のヒーロー性は彼が作家・クリエイターの側の人間である事より、ルナやブレイブドラゴンに選ばれた存在であることに担保されているのがとてももったいないと思う。ここのニュアンスをうまく使えていたらぜんぜん違う印象になっていたはずなので、本当にもったいない。

今朝のゼンカイジャーが「いつもがカオス回の番組で、いい話要素のあるカオス回をやると、まるで終始いい話だったりシリアス回だったように思えてくる」と言う感じのエピソードでだったんですよ。ガオーンの成長も描かれ、チームとしての絆もしっかり描かれている。ジュランおじさん正論で殴るのはやめて差し上げて。
「普段シリアスな番組で唐突なギャグを挟まれたら、視聴者は質感の変化に戸惑うのに、その逆はOKなんだな」と思って、シリアスな合間に「笑えない寒いギャグを入れてしまう」感じになっているセイバーはその編にも失敗の気配があるのかなと思ったりもしました。

思えば序盤のセイバーはけっこうコメディ要素が強くて、奇抜な発想を武器にしたり倫太郎が本でしか読んだことがない常識を理解しきれていなかったりしてたんですよね。あの「緩かった質感」を内ゲバパートで手放して「コミカルな演出が挿入されるのは、作劇とあっていない」印象にすっかり変わっているんですよね。単純に「不愉快な冗談」が多かったのも問題ではある。ただ仮面ライダーは全体的に「ここまでやったら単純に失礼だし不愉快」のラインの見極めが下手な印象があって、これはセイバー特有の問題ではないと思うし、その事をもうちょっと真面目に考える方が時代に即していると思う。時代に即していないギャグをやったユーリが信頼を失うのがけっこう深刻な展開だったあたり、作り手も無自覚ではないと思う。実際序盤の倫太郎が「いいやつ」と評価されていたのは間違いなかった。

コメント

タイトルとURLをコピーしました