2021/11/05

晴れ/1021hPa/体調:ちょっと疲労と医者に言われる

インフルエンザワクチンを打って完全生物にまた一つ近づきました。

Zoomが突然死んだ話

まず朝のミーティングでミーティングが起動しなくて、どうしたもんかと設定を確認しようとしたら設定も確認できない。チャットは出来る。なんて中途半端な状態に。

前に動かしたときには無事だったので、ここ数日に起きた問題という事になる。Zoomのソフトウェアそのものが突如死んだ可能性が捨て切れないと言うかかなりありえるので、まず真っ先にレジストリごと消し去って再インストールしてみたのですが、状況変わらず。困る。

ちなみに合間を見てDiscordで通話できるか確認したんですけど、問題なし。たぶんZoom限定の不具合なのでやっぱりZoomが怪しいと思ったのですが、もう一つ心当たりがあるのでそこを確認します。MicrosoftのPower Toysを更新したんですよね。で、そこで使っていない新機能があるのを思い出しました。

その名も『ビデオ会議のミュート』機能。

ショートカット操作でカメラやマイクをミュートにしてくれたり、使うマイクやカメラを出来る便利機能です。これをオフにしたらZoomが無事に動き出したので明らかにこれが原因。Twitterで調べたらZoomでだけこの機能による不具合がでてるって悲鳴がそこそこ聞こえてきました。これだなー。MicrosoftさんたぶんZoomくんの事、嫌いなんだよね。ちょっとわかる。

まあPowerToysをインストールして日常的に使っている人、そんなにいないよね。

読んだ。

山白朝子『私の頭が正常であったなら』


名前変えているだけで要するに乙一による短編小説集です。乙一による短編小説集なので約束された勝利なんですよね。
ほぼ「主人公はひどい目に合う話」で「なのに切なさや喪失感ばかりが胸に残り、恐怖や絶望の中の終わりと言った印象はない」と言う作品ばかり。「ひどい目にあった人物が主人公がいきなり崩れ落ちたはずなのに、ものすごい体幹でダウンせずに堪えて立ち上がってくる」みたいな小説なんですよ。それで話を成立させるにはやっぱ漫画で言ったら『はじめの一歩』くらいの説得力のある絵が必要になる。それが実行できてるので乙一は強い。
とくに強かったのは個人の印象だと『首なし鶏、夜をゆく』小学生の少年少女の首なし鶏を介しての交流と事件が描かれ、その幻想の美しさには頭が眩むばかり。
あとは表題作『私の頭が正常であったなら』も猛烈すぎる。統合失調症を抱える女性に聞こえる子供の声、「私の頭が正常であったなら」どういう事態なのか……と言う設問が、こう……「妄想が真実だったら?」と言う小説はある感じがするのですが、この味で出てくるのが作家の色だと思い知らされる。
個人的にはとんでもなく満足度が高かった。ライトに読める短編小説集ではあるので、誰でも読んでいい。

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