2021/12/12

雨/1009hPa/体調:ちょっとだるい

雨がかなりひどいし、明日にはかなり雪が降る予定なので、ちょっと通勤もしないのに最低2000歩以上ちゃんと歩く生活68日継続の記録が途切れる危険性が出てきました。そしてこの異常なまでの低気圧によってさすがにけっこうだるい。

名取さなのイベントオンライン配信、来年は参加してしまうと思う……。今年はまだファンではなくて参加できなかったのを悔やんでいるので……。

観た。

『フリーガイ』


これはすごい映画ですね。これが劇場での公開がのびのびとなってちょっと間の悪いタイミングでの公開となり、結果としてあんまりフォロワーがたくさん見ている感じもしてない状態ってのはかなりもったいない話だと思います。

『ゲームのモブが自我に目覚めた! モブの俳優はライアン・レイノルズ!』くらいの情報しかなしでの視聴だったのですが「暴力が横行するタイプのオンラインマルチゲームで銀行員のモブである『ブルー・シャツ・ガイ』が、ある日『理想の女性』に町中で遭遇したのをきっかけに『自我』を持ち始める。ガイは彼女に近づくためにプレイヤーレベルを上げ、ゲーム世界『フリー・シティ』での活動を始める」と言う話です。このガイのゲーム内での活動が、マルチゲーで現代と言う舞台上、世界中へと配信される。造物主である人間の間に……映画見る人なら『トゥルーマン・ショー』の展開を想像されると思います。


作中にそもそもガイがなぜ知能を獲得したのかには答えが用意されております。この周りがちょっとあれこれ先例のある感じではあるんですが、その背景として悪意ではなく人=造物主の善意と愛、知性と理性への崇拝を感じる作りなんですよ。
僕の解釈ではこの映画は創世記、黄金の林檎として『ゲームステータス』を授かったものが、知恵に目覚める事で人間に愛を与える物語。人間が神となり、人間よりも平和を愛しているゲームキャラクターが人間になった時代の神話なんですよ。紛れもなく偉大なテーマに向かって挑んでいるコメディ映画で、称賛されるべきだと感じました。

これは作り手もかなり意識していると思う。理由としては映画中、一度も神の名前を呼ぶものがいないと言う事です。最終的に「世界の壁を越える」「世界の壁は水を越えていく」のも聖書のモチーフで『トゥルーマン・ショー』と共通のオマージュであると考えています。
しかし『トゥルーマン・ショー』は「人が支配する人の世界で、自我を持つ人間が恐怖を克服し人間社会へと向かっていく物語」であるのに対して『フリーガイ』は「人が支配する電子の世界で、自我を持つキャラクターが愛と言う目的のために人間社会そのものに影響を与え楽園を目指す話」であり、個人的なツボには『フリーガイ』の方が近いです。

また『LEGOムービー』を連想している方も多かったですね。『LEGOムービー』は僕はどちらかと言うと「LEGOと言うおもちゃの良さである好きな世界を作れると言う個性を、最大限に活用し、子供のおもちゃであるLEGOブロックの物語に徹する」作りだと思うので、かなり方向は違うと思うんですよね。

なおパーシヴァルアンチスレは立たずに終わります。

ニチアサ、突然リバイスを見ていてこれが感想として出力されておかしくなってしまった。完全におかしい人だ……。でも完全にこういう事なのでそのなんだ……。

コメント

タイトルとURLをコピーしました